こういった方向けの記事です。
なかなか売れないと、「このままずっと売れないのかな?」と不安に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ですが公式サイトやSNSなどを見ると、「SOLD OUT」になっている作品や、「Artgeneで売れました!」「Artgeneで購入しました!」という口コミをたくさん見かけます。
そこでこの記事では、Artgene(アートジーン)で売れるようになるための考えられる対策を、私個人の経験もふまえてまとめていきたいと思います。
なお、本記事は「Artgene」についてのお話ですが、売れない時の対策という点で、本質はビジネス全般に共通する内容になっています。「Artgene」に限らず、作品販売という点でも参考にしていただけたら幸いです。
それではまとめていきます。
筆者プロフィール
・Artgeneの利用歴は1年以上
・Artgene以外にも複数のネットショップ販売歴あり
・個人作家さんのブランドコンサル歴あり
Artgeneで作品が売れない理由
なぜ売れないの?その結論は以下の4点です。
Artgeneで作品が売れない理由
-
認知が足りていない
-
興味を持ってもらえていない
-
ブランド力が足りない
-
(お客さんにとって)今買うべき理由がない
一つずつ解説していきます。
認知が足りていない
まずは以下をご覧ください。
- まだ誰にも知られていない作家
- 既に1万人に知られている作家
両者を比較すると、後者の作家さんの方が作品が売れる確率が高いということはおわかりいただけるとかと思います。
既に多くの人に知られていれば、ファンの方が作家のSNSや個人サイトからArtgeneの販売ページを見に来たり、Artgene内でたまたま見つけたとしても注目される確率が高いからです。
つまり、Artgeneで作品が売れるようになるためには、「Artgene外での露出を高めること」が必要になります。露出を高め、販売ページに人を呼び込むための方法は下記です。
露出を高め、人を呼び込むための6つの方法
- SNS広告
- SNS運用
- SEO対策
- コンテンツマーケティング
- 複数のショップで販売する
- イベント出店する
ちなみに余談ですが私がお手伝いしていた作家さんも、露出を高めたことで、SNSのフォロー数と売上が急増したことがありました。具体的には、複数リンクのおまとめサービスを使ってすべての販売サイトを一覧化してSNSで発信しました。
細かいことですが、こういったことを地道に行っていくことで認知を高めていくことができます。また、より多くの情報を広く届けることは認知を高めることだけでなく、お客さんが自分の使いやすいサイトを選んで買えるようになるため売上UPにつながったり、一通りの活動を知ってファンが増えたりといったことにもつながります。
興味を持ってもらえていない
まずはこちらをご覧ください。
- 興味をもたれていない作家
- 興味をもたれている作家
両者を比較すると、後者の作家さんの方が作品が売れる確率が高いということはおわかりいただけるとかと思います。興味があれば、販売ページを開いてもっと多くの作品を見ていただけます。その中で気に入った作品があれば、買っていただけるかもしれません。
つまり、お客さんに興味を持ってもらうための接点を用意することが必要になります。具体的には下記の通りです。
興味を持ってもらうための方法
- 世界観を作りこむ
- 作品を購入することによるメリットや購入後のイメージを伝える
- 客層に合った価格設定や提供方法
- 作品購入の目的を意識する(ギフトやインテリアなど)
- 作品のバリエーションを増やす(テイストや色合い、モチーフなど)
- トレンドや季節感に合わせた作品づくり
- 差別化を意識する
ポイントは以下の5点です。
- 作品の質を高める
- 作品の魅力を伝える
- お客さんのニーズに合ったものを用意する
- お客さんが選べる選択肢を用意する
- 他の作品と比較された時に目立つことを意識する
興味を持ってもらうために1、2が大切なことはご賛同いただけると思うのですが、3~5についてはもしかしたら違和感を抱く方がいらっしゃるかもしれません。たとえば、「作品は自己表現なんだから、お客さんのニーズに合わせて作るのははどうなの?」というご意見もあるかなと思います。
これはその通りで、あまりニーズや差別化を意識しすぎても、作家の個性や、伝えたい世界観やメッセージが損なわれてしまう可能性があります。
なので、お客さんの反応をみながら、あくまでも作品の方向性に合う範囲内で取り入れていくというのが良いように思います。
ブランド力が足りない
まずはこちらをご覧ください。
- ブランド力がない作家
- ブランド力がある作家
両者を比較すると、後者の作家さんの方が作品が売れる確率が高いということはおわかりいただけるとかと思います。
ブランド力は、好感度や信頼を生み、作品やブランドの価値を押し上げてくれます。そのため、似た作品があっても、価格が高くても「あなたの作品を買いたい」といった根強いファンを増やしていくことができます。このような安定した支持層を拡大していくことはリピート率にもつながります。
ブランド力を育てるための方法
- コンセプトを決める(提供価値や目的などをふまえて決める)
- ターゲット像を具体的にする
- ブランド要素に落とし込む(ブランド名、ロゴ、作品、作品展開、発信メッセージなど)
- コンセプトに沿った一貫性のある作家活動を行う
多くの作家さんがいる中で選ばれるためには、「あなたの作品を買いたい」と指名買いしてもらえるようなブランド力がとても重要になります。
詳細は長くなるのでここでは控えますが、たくさん情報が出ていますのでぜひ検索してみてください。
今買うべき理由がない
あなたはお店で「限定」と書かれた商品をつい買ってしまったという経験はありませんか。
いつでも買える状況だと「また今度・・・」と買わずに通り過ぎてしまうところ、購入を決める最後のひと押しがあれば、購入確率はぐんとあがります。ですので、今買うべき理由をしっかり提示することが大切です。
今買うべき理由を提示する方法
- Artgeneが定期的に行うキャンペーンをSNSなどで宣伝する
- 数量限定にする(出品時のカスタマイズ設定で設定できます)
- 時事的なイベントとからめて期間限定にする
日本は海外と比べて絵画を売買する市場規模が格段に低いと言われています。絵画を購入して楽しむ習慣を持つ人が少ないので、絵画購入をハードルが高いと感じている方も多いと思います。
Artgeneには基本的アートが好きな方が集まると思いますが、それでも洋服や音楽、映画やアクセサリーなどに比べてしまうと、絵画の優先度はやはり低いのではないかなと思います。
こういったお客さんに購入を促すためには、最後のひと押しまでしっかりプレゼンすることがとても重要になります。
まとめ:Artgeneで売れない理由と対策
最後にポイントをまとめます。
Artgeneで売れない理由と対策
- 認知が足りていない⇒露出を高める
- 興味を持ってもらえていない⇒興味を持ってもらう接点を数多く用意する
- ブランド力が足りない⇒ブランド力を育てる
- 今買うべき理由がない⇒今買うべき理由を提示する
Artgene(アートジーン)で絵が売れるようになるための方法をお伝えしました。ポイントは「Artgene内だけで売ろうとしないこと」だと思います。
一つのサイト内だけで知ってもらえるお客さんの数は限られています。知ってもらえるお客さんの数が少なければ、その中からあなたの作品を気に入って買ってもらえるお客さんの数はさらに少なくなります。
複数のチャネルで認知を高め、複数のサイトを使って販売しつつ、分厚い支持基盤をつくることで、Artgeneでも、そのほかのサイトでも自然と売れるようになっていきます。
ということで、「あなたの作品を買いたい!」と言ってくれるファン層をじっくり育てていきましょう。
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この記事は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました^^