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「デザイナーになりたい。けど、デザイナーの将来性は厳しいと聞くから迷っている。未経験からの転職方法や将来性についてもまとめて知りたいな。」
こういった方向けの記事です。
この記事を書いている私は、デザイナーからはじまり、約15年程度のクリエイティブ関連のキャリアがあります。
未経験でデザイナー転職→アートディレクター・クリエイティブディレクター→コンサル→現在:クリエイティブ系フリーランスというキャリアを歩いてきました。
こういった背景から、「未経験からのデザイナー転職を考えていて、デザイナーの将来性が心配」という方向けに、IT業界でWebデザイナーをおすすめする理由について解説していきたいと思います。後半では、転職を迷っている方がやるべきことについても解説しています。
ぜひ、お役立ていただけると嬉しいです。
結論:デザイナーの将来性が心配ならIT業界がおすすめ
デザイナー職は色々ありますが、将来性が心配ならIT業界でデザイナーになることをおすすめしたいと思います。具体的には、Webデザイナーや、UI/UXデザイナーなどです。
なぜなら、業界が伸びているからです。伸びている業界に身をおくと、新しい情報がたくさん入ってきます。今注目されている技術やサービス、そこで活躍する人たちと近い環境に身をおくことで、自分の進むべき方向性や、身に付けるべきスキルなどを選び取っていくことができます。
デザイン業を取り巻く経営環境は厳しい
いきなり現実的なお話で申し訳ないのですが、「デザイン業」の経営状況は徐々に厳しくなっています。
下記をご覧ください。
出典:経済産業省『Ⅳ デザイン関係統計資料』
上記の通り、デザイン業の売上高は横ばい、ないしは減少傾向にあります。
AIやデジタル技術の進化によって仕事が消えている
上記は少し前の資料ですが、この傾向はどんどん加速していると、現場を見て実感しています。主な理由は、AIやデジタル技術の進化です。
近年は、誰もが無料で簡単におしゃれなデザインを作成できるツールがどんどん出てきています。例えばHPを作りたいならBASE、ランディングページならSTUDIO、ポスターはCanvaなど。
こういったツールを使って、以前はデザイナーに外注していたものを、デザイン素人のお客さんが自作するケースが増えています。
このように経営状況が厳しいデザイン業ですが、Web業界でのデザイナー就職はおすすめできると言えます。
デザイン業は低迷だけど、IT業界に兆しあり。
なぜなら、IT人材の需要は右肩上がりに上昇しているからです。
下記をご覧ください。
出典:みずほ情報総研株式会社:『IT人材需給に関する調査』(生産性上昇率 0.7%、IT 需要の伸び「中位」の場合)
IT人材の需給ギャップは、2022年現在と比較すると、2030年には少なくとも12.2万人以上になる見込みです。このように、IT人材の需要は今後も増加傾向にあると予測されています。
実際に現場でも、これまでグラフィック一本だったデザイナーがWebデザインやUI/UXを身に着けるなどのケースがとても増えています。
求人を見てみても、WebデザイナーやUI/UXデザイナーの求人はたくさん見つかります。もちろん未経験OKの求人もあります。
未経験OKのWebデザイナー求人例
ということで、デザイナー転職を目指していて将来性が心配な方には、IT業界でデザイナー就職するのがおすすめです。
IT業界のデザイナー転職にオススメなサイト
ここまで読んで、IT業界でのデザイナー転職に興味があれば、まずは求人情報を見ることをおすすめします。
会社によって仕事内容も、働き方も様々です。インハウスか、制作会社か、クリエイティブ系の強い会社か、営業系の会社かなど。
会社情報を見つつ、エージェントに相談してみるのがおすすめです。非会公開求人も含めて最適な求人を紹介してくれます。
- リクルートエージェント:転職支援実績、顧客満足度、求人数No.1の転職の定番。IT専門のキャリアアドバイスや、強みの発見など手厚いサポートを受けられる。
- マイナビIT AGENT:こちらも定番です。IT専任のアドバイザーがおり、案件数も多いです。
- doda(デューダ):母体はパーソルキャリア。地方の求人が多いのが特徴。業界専門のアドバイザーだけでなく、エリア別のアドバイザーがいるのも強み。
スクールは必要?【行かなくてもOK。肝心なのは作品です。】
未経験の場合は、「スクールに行った方がいいのかな?」と考えている方もいると思います。
結論は、「行かなくても問題なく転職できる」です。なぜなら、求人の対象条件に「スクールの卒業」を条件にしている企業はないからです。冒頭でもお伝えしましたが、私も未経験かつ独学でデザイナー転職をしました。
求人情報を見ていただくと一目瞭然なのですが、大切なのは「制作経験」があるかです。「スクール卒業」していなくても転職できますので、ご安心ください。
未経験者は「ポートフォリオ」が必要
ということで「未経験可」の求人でも、「制作経験」は必ず問われます。実務や業界経験はなくても、実際にデザイン制作経験がある方を求めています。
つまり、未経験で就職するためには、制作経験を示す「ポートフォリオ」が必要になります。
※ポートフォリオとは:自分の作品をまとめたもの
【参考】ポートフォリオ例
募集企業は、このようなポートフォリオを見て、自社にとって必要なスキルや経験があるかを判断します。
私も独学でポートフォリオを作って転職しました。最初はクライアントがいなかったので、友人に頼んでボランティアで作らせてもらいました。そうして無償で作った作品をまとめて、応募企業に提出し、デザイナーに転職しました。
未経験でデザイナー転職に迷っている人がやるべきこと
「興味はあるけど、自分に向いているかわからない」という方もいると思います。
結論:作品制作しつつ、興味関心度を探ること
迷っている方も、まずは「ポートフォリオづくり」をすることをおすすめします。というか、まずはポートフォリオに掲載する作品づくりからですね。
具体例:デザインニーズの探し先
- 趣味活動している人(バンドや展覧会、コンサートなど)
- 身近で、ご商売をしている人
- ボランティアサイト(「ボランティア情報サイトactivo」など)
こういったところで、デザインのニーズを見つけることができます。ニーズを見つけたら、あとはボランティアで作らせてもらえないかお願いするだけです。
なんでも良いのですが、初心者向けの書籍を1冊用意して、実際に作ってみましょう。
>>「1冊ですべて身につくHTML&CSSとWebデザイン入門講座」|Amazon
ボランティアとはいえ、ニーズを聞いて制作をすれば、それは仕事の疑似体験です。いくつか作ってみれば、向き不向きはすぐにわかりますよ。
誰もが最初は未経験。すぐに慣れるし、IT人材は需要高
最初はめちゃくちゃ不安だと思います。私も独学未経験で転職したので、通用するのか、とても不安でした。
でも、最初の数か月であっという間に慣れました。
実際に未経験で転職してみて気づきましたが、未経験OKな企業は、「未経験の人でもいいから力を借りたい会社」や、「未経験から雇って戦力にしてきた実績のある会社」です。なので採用されれば、あとは安心して働けますよ。
仕事選びで最も大切なこと
それは興味関心の高い仕事を選ぶことです。1日の大半の時間を費やすのですから、その方が幸せです。
実際デザイナーとして働くとわかるのですが、仕事人間がとても多いです。なぜなら、みんなデザインが大好きだからです。
実際私もそうでした。デザインが趣味なので、仕事もプライベートも関係なく、常に制作のアイデアを考えたり、勉強したりしていました。
もちろん仕事をしていれば、腹の立つことや辛いこともあります。でも基本的に好きな仕事ができるので、毎日幸せです。
好きなものには創意工夫や勉強を惜しまないので、自然と成長していきます。
好きなことに毎日時間を費やせてさらにお金がもらえて、無理なく成長していく。これほど楽しいことはないと思いますよ。
ということで、この記事は以上となります。デザイナーは最高に楽しいので、是非ご興味があれば一歩踏み出してみてくださいね。