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アートディレクターになるには【必要スキルや存在加価値の高め方も解説】

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アートディレクターを目指す人「アートディレクターになるにはどうしたらいいんだろう?仕事概要と必要スキル、実際のキャリアパスも知りたいな。」

こういった方向けの記事になります。

    

この記事でわかること

  • アートディレクターの仕事内容
  • アートディレクターに必要な専門スキル・資格
  • 『調整力』がないと、アートディレクターに存在価値はない話
  • 存在価値の高いアートディレクターになるための道のり

     

これを書いている私は、デザイン独学⇒デザイナー就職⇒アートディレクター⇒コンサルといったキャリアを歩んできました。

本記事では、こういった経験をもとに、アートディレクターになる方法をお伝えしていきます。記事後半では、今日からチャレンジできる具体的な情報を掲載していますので、是非お役立ていただけると嬉しいです。

それでは早速進めていきます。

    

アートディレクターの仕事内容

    

簡単に言うと、クライアントとクリエイターの間に立って、ビジュアルデザインに関する責任を持つ役割です。

   

具体的にあげると以下の通りです。

  • クライアント(発注者)に対する対応:ヒアリング、企画提案、業務報告
  • クリエイター(制作者)に対する対応:アサイン、指示だし、デザインチェック、進捗管理

    

具体的な業務範囲や役割は勤務先によって多少異なりますが、基本的にはクライアントからの要望をもとに企画を立て、制作の進行管理やクリエイターへの指示だしをすることがメインのお仕事で、自分が手を動かして何か物を作ったりすることはありません。

    

アートディレクターに必要な専門スキル・資格はある?

    

アートディレクターになるために、特に資格や専門スキル取得、専門の学校に通ったりといった必要はありません。

クライアントとクリエイターの間に立ってコミュニケーションをすることがメインの仕事なので、資格やスキル、専門学校卒といったものではなく、実際の現場経験が求められます。

   

そのため、未経験からいきなりアートディレクターになるのは難しい職種です。クリエイターからステップアップしてアートディレクターになるのが一般的な道のりになります。

それなら、現場経験があって、ある程度コミュニケーション力があれば誰でもなれるのか?というとそうでもありません。

   

次の項で、詳しくお話します。

    

アートディレクターの存在価値は『調整力』

   

アートディレクターは資格や専門スキルがなくても務まりますが、調整力がないと務まりません。

   

具体例:存在価値の高いアートディレクターとは

    

例えば次のような感じです。

クライアントの課題を解決し、かつクリエイターが質高く、作業効率の良い仕事ができるよう、要件定義ができる

クライアントの課題を解決し、かつクリエイターの得意領域を生かした提案をする

クライアントからの無理な要望(スケジュールやコスト的に損失を被る場合など)を解消する

   

特に最後の「クライアントからの無理な要望」は日常的にあります。クライアントはクリエイティブ素人なので、自覚なく、無理な要望をしてしまうのです。

こういった場合に「クライアントの言うことだから...」と受け入れていては、アートディレクターの存在価値はありません。

クリエイティブ素人の方にもわかりやすく事情を説明し、無理な要望を解消することが求められます。

   

このように、「クライアントの本質的な要望をしっかり叶え、クリエイターの力量を最大限に生かし、会社の利益を確保する」という3者の利益の最大化が、アートディレクターに求められる本来の役割です。

    

存在価値の高いアートディレクターになるためには専門スキルも必要

   

先ほど、「アートディレクターになるために、特に資格や専門スキル取得、専門の学校に通ったりといった必要はない」と言いましたが、クライアント・クリエイター・会社の3者の利益を最大化する『調整力』を身に着けるためには、ある程度の『専門スキル』は必要になります。

    

なぜなら、クライアント(クリエイティブ素人)と、クリエイター(クリエイティブ専門家)の間に立って、クライアント向けには専門的な内容を一般用語を使ってわかりやすく説明し、クリエイター向けには専門的な知識に基づいて指示出しをする必要があるからです。

   

専門スキルはどのくらいの現場経験で身に着くのか

   

現場ごとに経験できる案件の質や量が異なるので一概には言えないのですが、大体3年くらいを目安にするといいと思います。

3年ほどデザイナーなどのクリエイターとして制作経験を積めば、クライアントの課題や、案件や予算の規模、制作物の種類などについて、それぞれ様々なパターンを経験することができます。

そうして蓄積したノウハウが、アートディレクターとして活躍する基盤となります。

   

ということで、アートディレクターへのキャリアが見えてきたところで、次にその後の道のりについて解説していきます。

    

存在価値の高いアートディレクターになるための道のり

   

結論は、下記の通りです。

まずは3年間ほどクリエイターとして制作経験を積む。⇒その後にアートディレクターへキャリアアップする。

    

それでは具体的なパターンを見ていきましょう。3パターンで解説していきます。

   

パターン1|就職型

  • STEP1:基礎知識を独学 or スクールで学ぶ
  • STEP2:クリエイター職種で就職し、経験を積む
  • STEP3:社内でポジション変更し、アートディレクターになる

   

パターン2|フリーランス型

  • STEP1:基礎知識を独学 or スクールで学ぶ
  • STEP2:クラウドソーシングサイトやECサイトで経験を積む
  • STEP3:実績をもとに営業をして、企業から受注する

   

 パターン3|就職→フリーランス型

  • STEP1:基礎知識を独学 or スクールで学ぶ
  • STEP2:クリエイター職種で就職し、経験を積む
  • STEP3:社内でポジション変更し、アートディレクターになる
  • STEP4:退職後、実績をもとに営業をして企業から受注する

   

難易度順に並べると、下記の通りです。

  • 『パターン1|就職型』
  • 『パターン3|就職→フリーランス型』
  • 『パターン2|フリーランス型』

   

就職からスタートする方が低難易度である理由は、企業の持つ資産にあります。アートディレクターは、クライアントとクリエイターの間に立って行う仕事です。つまり、クライアントとクリエイターがいないと成り立たない仕事です。

   

企業に所属していれば、企業と既に取引があるクライアントがいますし、企業に所属するクリエイターあるいは、取引があるフリーランスのクリエイターがいます。フリーランスの場合は、自分で営業して1から集める必要がありますが、企業に勤めていれば会社の資産(クライアントや協力パートナー)を活用して、実績を積むことができます。

   

ちなみに私の場合は『パターン3|就職→フリーランス型』で独立しました。独立してからも、勤めていた企業でお世話になっていたクライアントやフリーランスのクリエイターさんと引き続き取引きさせていただくことができたので、スムーズに独立することができました。

   

ということで、まずはアートディレクターへの第一歩を踏み出していきましょう。良質なリンクを次の項でまとめてご紹介していきます。

   

アートディレクターへの第一歩:良質なリンクまとめ

   

方法別にご紹介していきます。

デザイナーを目指して独学で経験を積む方向けのリンク

デザイナーを目指して独学で経験を積むなら、社会人がデザインを学ぶ最短距離とは?【結論:今すぐ作って売ろう】をどうぞ。私の経験をもとにまとめています。

デザイナーを目指して、まずはスクールで基礎学習をする方向けリンク

スクールを考えているなら、完全オンラインで学べるデジハリ・オンラインスクールがオススメ。クリエイティブの最前線にふれる無料セミナーもよく開催しています。約30年もの歴史のあるデジタルハリウッドを母体としており、クリエイティブ業界との太いパイプを生かした就職サポートが主な特徴です。

習得したいスキルをピンポイントで学ぶなら、世界最大級のオンライン学習プラットフォームUdemyウェブデザインコースグラフィックデザインコースもオススメです。習得したいスキルが明確であれば、1講座あたり数千~数万円程度で実践的なスキルアップができます。無料コースの選択肢も豊富です。

デザイナーを目指して、就職する方向けリンク

既に制作経験があるなら、企業就職にチャレンジしてみるのもおすすめです。面談で、これまでに制作した作品やポートフォリオを見せればOKです。求人サイトはクリエイターに特化した求人サイトと、クリエイティブ求人を含むあらゆる業種・職種を扱う求人サイトがありますが、結論大きな違いはありません。転職業界の大手であるリクルートエージェントなどで相談するのが良いでしょう。案件も多いですし、クリエイティブ領域専門のキャリアアドバイザーがいます。

ちなみに相談する際の注意点がひとつあります。

事業会社・代理店/制作会社のいずれを選ぶかです。どちらに就職するかで仕事の内容が大きく異なるためです。

  • 事業会社の場合→自社が運営しているサービスやメディアに携わることがメインです。
  • 代理店や制作会社の場合→クライアントからの依頼を受けて行う仕事がメインです。

前者は一つの業種、かつ一つのサービス・メディアに特化し専門性を磨くスタイルで、後者は幅広い業界・分野の案件に携わり、幅広い対応力を磨くスタイルです。エージェントに相談する際には、事業会社・代理店/制作会社のいずれかを決めてから相談するのがおすすめです。

フリーランスとしてデザイナー経験を積みたい方向けのリンク

フリーランスとしてクリエイティブの仕事を受注する方法は、【5パターンある】クリエイティブ系フリーランスの仕事探し方法にまとめています。

   

まとめ:存在価値のあるアートディレクターを目指そう

   

最後に、記事のポイントをまとめます。

アートディレクターは、クライアントとクリエイターの間に立って、ビジュアルデザインに関する責任を持つ役割。

アートディレクターはノースキルでもなれるが、アートディレクターの存在価値を発揮するためにはある程度の専門スキルが必要になる。

まずは3年ほど現場経験を積み、その後キャリアアップすることで、存在価値のあるアートディレクターになれる。

   

道のりがわかれば、あとは行動するだけです。アートディレクターの仕事は、チームの力を最大限に生かし、クライアントの目的実現の最前線にかかわれるとてもやりがいのある仕事です。参考リンクを再度掲載しておきますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

    

デザイナーを目指して独学で経験を積む方向けのリンク

デザイナーを目指して独学で経験を積むなら、社会人がデザインを学ぶ最短距離とは?【結論:今すぐ作って売ろう】をどうぞ。私の経験をもとにまとめています。

   

デザイナーを目指して、まずはスクールで基礎学習をする方向けリンク

スクールを考えているなら、完全オンラインで学べるデジハリ・オンラインスクールがオススメ。クリエイティブの最前線にふれる無料セミナーもよく開催しています。約30年もの歴史のあるデジタルハリウッドを母体としており、クリエイティブ業界との太いパイプを生かした就職サポートが主な特徴です。

習得したいスキルをピンポイントで学ぶなら、世界最大級のオンライン学習プラットフォームUdemyウェブデザインコースグラフィックデザインコースもオススメです。習得したいスキルが明確であれば、1講座あたり数千~数万円程度で実践的なスキルアップができます。無料コースの選択肢も豊富です。

デザイナーを目指して、就職する方向けリンク

既に制作経験があるなら、企業就職にチャレンジしてみるのもおすすめです。面談で、これまでに制作した作品やポートフォリオを見せればOKです。求人サイトはクリエイターに特化した求人サイトと、クリエイティブ求人を含むあらゆる業種・職種を扱う求人サイトがありますが、結論大きな違いはありません。転職業界の大手であるリクルートエージェントなどで相談するのが良いでしょう。案件も多いですし、クリエイティブ領域専門のキャリアアドバイザーがいます。

    

フリーランスとしてデザイナー経験を積みたい方向けのリンク

フリーランスとしてクリエイティブの仕事を受注する方法は、【5パターンある】クリエイティブ系フリーランスの仕事探し方法にまとめています。

   

以上です。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

   

   

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