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「真冬に北海道の田舎でノマド生活してみたい。実際の様子はどんな感じかな。環境や費用など、まとめて知りたいな。」
こういった方向けの記事です。
2022年1月~1か月ほど北海道の田舎に滞在してきました。
滞在中はほぼいつも通りに暮らしていたので、ノマド生活体験記としてお伝えしていきます。
「真冬に北海道の田舎でのノマド生活」の総括【最高】
総括を5つのポイントでまとめます。
【総括】真冬に北海道の田舎でのノマド生活のポイント
- 移動には少し時間がかかる。
- 仕事できるカフェがほぼ見当たらない。
- 書店や図書館が小さい。
- デメリットをはるかにしのぐ壮大な景色、豊かな食材、静けさ、穏やかさ
- 真冬の北海道の田舎は最高のノマド環境
この上なき「平穏」でした
普段は都内で生活していますが、真冬の北海道の田舎での生活はこの上なき「平穏」でした。
空気や水は新鮮だし、窓を開けるだけで美しい雪景色に大自然。
宿には人がいないし、地元の方は車移動なのでほぼ人と出会いません。
※真冬なら熊出没の心配もありません。(この時期は鹿ときつねが出るそう。)
デメリットとしては、少し移動に時間がかかること。
「北海道の田舎VS都会」の移動時間比較
- 北海道の田舎
コンビニまで徒歩30分
スーパーまでバスで20分
ショッピングモールまでバスで1時間 - 都会
コンビニまで徒歩1分
スーパーまで手徒歩3分
ショッピングモールまで徒歩10分
場所によって車必須の場合もありますが、私が滞在していたところは大体こんな感じです。
簡単にお買い物できる環境ではないとはいえ、事前に買っておけばいいだけですね。
北海道でノマド生活をする前に知っておくべきこと
真冬の北海道の田舎でノマド生活を考えている方へ、事前に知っておくといいポイントを解説していきます。
①服装:万全の装備で
②宿泊費:長期滞在施設がおすすめ
③移動:バスで十分(場所による)
④航空券:オフシーズンが◎
⑤食事:キッチン付きがおすすめ
⑥WiFi環境:モバイルWiFiがあると安心
⑦ノマド環境:カフェや書店は少なめ
⑧住環境:圧倒的平穏
①服装:万全の装備で
真冬の北海道の服装の基本的な考え方は「雪用の完全装備かつ脱ぎ着しやすい服装」です。
屋外では凍傷の危険があるので、しっかりした防寒対策が必須ですが、屋内はどこも暖房が効いているので、汗冷えしないように脱ぎ着が必要です。
参考までに私の服装は下記の通りです。
保温性のあるインナー、フリース、ダウン、防寒防水アウター・ズボン
小物はマフラー、手袋、厚手の靴下、スノーブーツ
雪がどんどん降り積もる日には、地元の方の長靴率が高かったです。
ちなみに屋内でのカイロは暑すぎて汗冷えの原因になるので、私はオンオフができる電熱ダウンを着ました。これで1日中快適でした。
②宿泊費:長期滞在施設がおすすめ
おすすめは、自治体が管理している移住体験施設です。
基本的には移住体験目的の方を対象にしていますが、中にはシーズンステイや観光拠点として利用する方も受け入れている施設があります。
民間よりもお得な場合が多いですし、暮らすように滞在したい方にはとてもおすすめです。
宿泊費は「1泊1,000円~」という感じです。
※長期滞在になるとさらにお安くなるところもあります。
シーズンステイや観光の方もOKな施設をいくつかご紹介します。
移住体験施設の例
- 浦幌町ー複合施設FUTABA(1,000円~/泊):基本的には地域活動で来町する方が優先ですが、一般利用も可。
- 上砂川町―シェアハウス(1,100円~/泊):水道光熱費・ネット料金込み。郊外にありますが、バスがあります。
- 美幌町-移住体験住宅(1,300円~/泊):光熱費・ネット料金込み。街なかで便利。
「水道光熱費」「WiFi代」が料金に含まれるか否かをチェックしておくと良いです。
宿によって、「冬季は灯油料金が別」、「シーズンごとに宿泊料金が異なる」、「設備が異なる」といった違いがあるので、このあたりも要チェックです。
上記以外のもので探す場合は、下記のサイトが参考になります。
「移住体験施設」や「民泊」、「ワ―ケーション」といったキーワードで探すと、同価格帯で探すことができます。
移住体験施設・民泊探しの参考サイト
③移動:バスで十分(ただし場所による)
ノマド生活なら、バスで十分かと思います。
私の滞在した宿の周りは、過疎地域でも1時間に1本はバスが走っていました。
レンタカーをおすすめしない理由は、「移動費用」と「冬道運転の安全性」の2点です。
移動費用について
移動頻度や距離を考慮するとバスがお得です。
バスの料金は都会と比較すると少し高いですが、ノマドの移動目的はほぼ食料買い出しくらい。週に1,2回程度なのでバスで十分です。
冬道の運転について
大通りはロードヒーティングや除雪車のおかげで大分走りやすくなっています。
ですが凍結部分も多く、大通り以外は完全な雪道です。
地元の方は通常速度で走っていますが、たまにスリップ事故もあるようです。
また、冬季閉鎖されている道も多く、知らずに入ってしまい途中で行き止まりになることも。
雪道の運転に慣れていない方は、バス利用が安心でしょう。
※ただし立地によっては周辺にお店もなくバスも走ってない地域もあるので、事前確認が必要です。
バス生活の注意点
- 時刻表、ルートを調べておく
- 最終便をチェック
- バス停の位置も事前にチェック(Googleマップとは違う可能性あり)
④航空券:オフシーズンが◎
私が調べた際は、LCCの成田⇔千歳便、12月~2月(年末年始を除く)あたりは最安値で、「片道6千円程度」でした。
北海道は、夏は避暑地として、冬はウィンタースポーツを目的に訪れる観光客が多いため、年間を通して利用率が高く、「片道平均1万円程度」です。
年末年始やハイシーズン、休日を除けば、お得な航空券が見つかります。
航空券探しは比較検索サイトの「Skyscanner」が便利です。
⑤食事:キッチン付きがおすすめ
北海道は一年を通して食材が豊富なので、自炊派の方にはキッチン付きの宿がおすすめです。
旬の食材を使って色々な料理が食べ放題です。
海鮮や越冬野菜、乳製品などおいしいものが盛りだくさん。中でも私のお気に入りは真鱈子です。
醤油漬けや明太子にして温かいご飯にたっぷりかけて食べたり、明太子トーストや、明太子スパゲッティなど。新鮮なたらこ食べ放題が冬の北海道の一つの醍醐味です。
⑥WiFi環境:モバイルWiFiがあると安心
宿にあるWiFiも問題なく使えましたが、少し遅いと感じる時がありました。
ストレスなく使いたい場合は、モバイルWiFiがあると安心です。
※日本のキャリアに契約している場合は、テザリングでもOKです。
田舎に行く際は回線の提供エリア外の可能性もあるので、持参する場合は事前に確認しておくと良いでしょう。
⑦ノマド環境:カフェや書店は少なめ
ノマドワークは、気分転換にカフェを移動して作業する方も多いですよね。
あとは、資料探しで本屋を回る方もいると思います。
しかし、田舎にはカフェや書店が想像以上になかったりします。
私が滞在した宿の近隣には町の小さな本屋が1件。仕事や勉強ができるようなカフェは見当たりませんでした。
基本的には、宿に引きこもりです。
滞在する町にもよりますが、基本的にはないものと考えておいた方がいいようです。
気分転換が必要なら散歩をして、資料探しはネット検索かAmazonで取り寄せるといいでしょう。
⑧住環境:圧倒的平穏
冬の北海道の田舎滞在を一言でまとめると「圧倒的平穏」でした。
その理由は、「必要最低限しかないこと」です。
都会暮らしは情報や生活機能が豊富で便利ですが、一方で雑音も誘惑も多いです。
様々な情報に振り回されて、必要以上に不足感や焦りを感じることも多いように感じます。
最低限の環境の中では、そういったことがありません。
必要最低限しかない環境で、おいしい水や空気を味わい、雄大な景色を眺めていると、自然と頭も心もクリアになっていきます。
特に真冬は、街の音は雪に吸収され、あたり一面が真っ白に染まります。
一段と深い静けさの中で、最高に贅沢な時間を過ごすことができますよ。
真冬の北海道の田舎で「圧倒的平穏」を感じよう
結論として、「圧倒的平穏」を感じたい方に、真冬の北海道の田舎はとてもおすすめです。
特に都会に暮らしている方は、情報や雑音過多になっているかもしれません。
「最低限の環境」に身をおくことで、頭も心もリセットされ、自分軸を取り戻すことができますよ。
ノマドのみなさんは是非、真冬の北海道の田舎に足を運んでみてください。
ということでこの記事は以上になります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
移住体験施設・民泊探しの参考サイト