「ブログを書くのがつらい」
「書く気がどうしても起きない」
「だんだん書く頻度が減ってきた」
こういった方向けの記事です。
ブログで収益を生み出すには長い期間かかります。ストック型ビジネスであるブログは、最初の半年から1年、人によって2、3年は収益が発生しない時期が続くのが一つの特徴です。
特に、この収益が生まれるまでの最初の時期に、継続の悩みを感じている方が多いのではないでしょうか。
総務省の調査によると、「1年間継続率は30%、2年後は10%、3年後は3%」というデータが出ています。このデータから、ブログで成果を出すには、何よりもまず成果の出ない長い時期を如何に乗り越えるかがポイントになるとも言えると思います。
ということで、この記事では、ブログを楽しく継続する方法をお伝えしていきます。
現在2年目で、収益5桁を達成した私が、実際に有効だと感じた方法に絞ってご紹介するので、是非お役立ていただけると嬉しいです。
【データから見る】ブロガーがブログ更新を止める主な理由
具体的な方法のご紹介に入る前に、まずは「そもそもブロガーさんが、ブログ更新を止めてしまう理由」について見てみたいと思います。
以下に引用します。
- 更新する時間がなかった
- 書くことがなくなった
- サイトの管理(コメントの確認・テンプレートのカスタマイズなど)が面倒になった
引用:『ブログの実態に関する調査研究』総務省 情報通信政策研究所
上記の3点です。
これらの理由に共感する方も多いのではないでしょうか。実際私もこういった理由で記事更新を怠っていた時期があります。
ですが、今はこれらの裏には別の本音が隠されていると考えています。それは「楽しみを見いだせなかった」ということです。
おそらくブログを楽しいと思えていれば、すき間時間を見つけ出したり、どうにかネタを見つけたりするものですし、多少の管理も面倒に思わないはずです。
楽しみを見いだせなかったために、もっともらしい理由をつけて、自分にブログ運営をあきらめさせようとしていたのでは?と、過去の自分を振り返って思います。
逆に言えば、ブログ運営に楽しみを見いだせさえすれば、忙しくても、ネタ不足を感じても、管理の手間があっても、あっさりと継続できるものです。
私はこのように考えを切り替えたことで、2年間継続することができています。
ということで、次の章からは楽しくブログを継続するための方法をお伝えしていきます。
ポジティブな面にフォーカスする
1.成長リストをつくる
ブログを書くたびに、成長を感じたことをリストアップします。成長にフォーカスできていれば、自然とモチベーションが維持できるからです。
具体的には以下のようなことです。
- 自分の記憶や知識をわかりやすく整理できた
- 以前よりも短時間でスムーズに書けるようになった
- 以前よりも良い文章が書けるようになった
- 自分なりの記事フォーマットができてきた
- 〇〇記事書けた
どんな小さなことでもOKです。特に、自分の行動によって起こした変化にフォーカスすることがポイントです。
集客や収益など、他者の関わることにフォーカスしてはなりません。
他者が関わることは、自分ではコントロールができないからです。自分でコントロールできないことにフォーカスしては、うまく成果がついてこなかった時にモチベーションが落ちてしまいます。
一方、自分の行動によって起こる変化は、行動しさえすれば必ず成果が訪れます。モチベーションが落ちている時には、このリストを見返すのもおすすめです。
2.収益化を無視して興味があるテーマを書く
好きなことや関心のあるテーマについて書くことが大切です。
興味のないことを話し続けるのが難しいように、興味のないことを書くのはつらいものです。
「効率的に稼ぐために、最初から高収益を狙ってブログを作る」という方法が紹介されることもありますが、高収益を狙ってテーマ選びをしても、収益が発生する前に挫折してしまっては元も子もありません。
最初は収益化を無視して書いていても、書き溜めていくと次第に、「この記事、ここを変えれば収益記事にできるんじゃないか?」とか、「こんな方向性にしていけば、収益化できそう」といったアイデアがわいてきます。
浮かんだものから少しずつ実行していくことで、成果につながっていきますよ。
最初は「自分の興味が向くこと」を優先して記事を書きつつ、慣れてきたら徐々に「ニーズを意識して」いくといいです。
アフィリエイトブログであれば、いつかはビジネスとして成立させなければなりませんので。ただし、あくまでも「自分の興味が向くこと」の中から、「ニーズがあること」に絞ることが大切です。
3.ブログを自分好みのデザインにする
記事が完成したら、正常に表示されているか毎回確認しますよね。その度に、自分好みにアレンジされたブログを見るのはテンションが上がるものです。記事の内容が、3割増しに見えたりもします。笑
逆に、目も当てられないようなデザインだと、テンションが落ちますし、人に宣伝する気にもなりません。そうなるとブログから遠ざかり、次第に記事を書くのも億劫になってしまいます。なので、愛着がわく程度に自分好みのデザインにするのは大切なポイントです。
ですが、デザインに時間をかけすぎないように気を付けてください。デザインがかっこよくても、内容がないと読者が集まってきませんので。記事数が一定量増えるまでは、ほどほどに。(100記事くらいを目安にするといいと思います。)見栄えが多少いまいちでも、まずは記事数の充実が大切です。
記事数がある程度増えたら、さらなるアクセスアップや、滞在時間の伸長を目指して改善するタイミングです。デザインに力を入れるのはこのタイミング以降にすると良いと思います。
4.真似したい素敵なブログを探す
ブログが楽しめない時は、ブログに対する欲が薄まっています。
真似したい素敵なブログを見ることでワクワクして、「自分のブログもこのようにブラッシュアップしたい!」とブログ欲が復活します。
例えば以下のような項目で、色々なブログをリサーチしてみてください。
- カテゴリ
- TOPレイアウト
- 文章の言い回し
- レイアウトデザイン
- 配色
真似したいところや自分のブログの改善点などが浮かんだら、どんどん自分のブログに取り入れてみてください。最初は統一感のない感じになりますが、徐々に自分のスタイルができてきます。
自分のスタイルができてくると、ブログに愛着がわきますし、ブログ作成の型が固まってくるとスムーズに書けるようにもなりますよ。
モチベーション低下要因を排除する
5.無理して記事をかかない
記事は無理して書こうと思えばひねり出すこともできます。
しかし、上記でお伝えしたように、ブログで成果を出すには半年から1年、人によっては2,3年程度、無収益の状態が続きます。
この長い期間を無理して書き続けるのは、さすがにしんどいと思います。たとえ、無理矢理書き続けたとしても、質の高い記事にはならないと思います。
質の低い記事は読者の課題を解決しないばかりか、ブログへの印象を悪くして読者を遠ざけてしまうことになりかねません。
ブログのメリットの一つは、自分のペースでできることです。
ということで、あくまでもマイペースに楽しくできる範囲で続けてみてください。
6.罪悪感を持たない
ブログをやっている方は意識が高くて真面目な方が多い印象があります。
その分、自分に厳しくしてしまう方も多いのではないでしょうか。
「毎日1本UPすると決めたのに、サボってしまった」
「たったの1000文字しか書けなかった」
「収益につながらない記事ばかり書いてしまっている」
こういった罪悪感を抱いていたりしないでしょうか?向上心があるほど、ついこのように考えてしまうこともあると思います。
でもこのような罪悪感はモチベーションを低下させてしまうだけです。
「目標に向かって頑張ってるから、ついそう思ってしまうんだよね。でも焦らなくて大丈夫。コツコツ行動していればそのうち必ず成果は出るから。今日1文字書いただけでも私はえらい!」
つい罪悪感を感じてしまった場合は、このように自分をほめてあげてくださいね。
7.落ちているときはアナリティクスを見ない
思うように成果が上がらないときはアナリティクスを見て落ち込む時もあると思います。
「必ずアナリティクスを見て分析しましょう」という方もいますが、個人的には こういう時はアナリティクスを一切見ないのがおすすめです。
改善していくためにはチェックする必要はありますが、挫折の原因になっては元も子もありません。ある程度の期間放置して書き続けても、意外と順調に成果が伸びていくものです。
実際、私は半年ほどアナリティクスを見ずに更新していましたが、着々と成果が上がり続けました。久々にアナリティクスを見たのは収益が発生してからでした。
「もっと改善したい」と思えてからチェックしても遅くはありませんよ。
環境を整える
8.環境を変える
環境を変えるだけで、不思議と勉強や仕事がはかどることってよくありますよね。ブログも同じです。
具体例は以下です。
- PCで執筆する場合は、図書館やカフェ、ホテルのラウンジ、飛行機の中など
- スマホで執筆する場合は、移動中の電車や新幹線の中でも
- 散歩中に音声録音
- 自宅の環境を変える
個人的に気に入っているのは、自宅の環境を変えることです。毎日執筆するのに、移動時間がない方が効率的ですので。
BGMを付けたり、アロマをたいたり、お気に入りの紅茶やお菓子を用意するなど。お部屋の一角に、お気に入りのスペースを作るのもおすすめです。
9.ブログ仲間との交流を絶やさない
長く続けていると、「どうしても書けない!」という時期はあると思います。毎日書く猛者の方もいらっしゃいますが、私はどうしても書けない時期がまだまだあります。
こういう時期にブログを放置して存在を忘れてしまうのが、ブログ挫折の大きなきっかけになります。このために有効なのが、「毎日ブログの存在を思い出すこと」です。
といっても、壁に「ブログやる」と書いた紙を書いて貼っておくだけでは見過ごしてしまいます。おすすめは、ブログ仲間と毎日交流することです。
ブログと関係ない話題でもOKです。毎日ブログ仲間と交流していれば、ブログを忘れることはありません。毎日ブログを意識して生活することになるので、そのうち書きたいことが浮かんだ時に自然と「ブログに書こう」と思いだすことができます。
私がブランクの期間もはさみつつ、挫折せず継続できているのは、このブログ仲間との交流を絶やしていないことがとても大きく影響していると思います。
実際にどこでブログ仲間を作るかというと、Twitterが一番おすすめです。Twitter交流しているブロガーさんはとても多いので、気の合う方を探すことができると思います。
他には、私は三日坊主防止アプリのみんちゃれも使っています。毎日、ブログ仲間の進捗やプロセス報告が届くので、これを見ていると、次第にやる気がわいてきますよ。
10.ブログを書くことを目的にしない
ブログを書くこと自体を目的にしても、ライティングやサイト運用が好きな方であれば楽しく取り組めると思います。でもそうでない方はつらくなってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例えばYoutubeで考えていただくとわかりやすいと思うのですが、Youtuberが動画を作る目的についてこのように語っているのを聞きます。
- 動画を通して、知人に英語を教えたかったから
- 動画を通して、みんなに笑いを届けたかったから
- 動画を通して、うちのかわいい子供を自慢したかったから
あくまでも動画は手段として、みなさんそれぞれ自分の興味や好奇心に沿った目的を持っています。だからこそ楽しく続けられるのだと思います。ブログも同じです。
- 記事を通して、読者に〇〇を伝えたい
- 記事を通して、私の好きな〇〇についてシェアしたい
なんでも結構です。ブログを書くことの先にある、自分の興味や好奇心に沿った目的を設定してみてください。
まとめ
最後にまとめます。
- ポジティブな面にフォーカスする
1.成長リストをつくる
2.収益化を無視して興味があるテーマを書く
3.ブログを自分好みのデザインにする
4.真似したい素敵なブログを探す - モチベーション低下要因を排除する
5.無理して記事をかかない
6.罪悪感を持たない
7.落ちているときはアナリティクスを見ない - 環境を整える
8.環境を変える
9.ブログ仲間との交流を絶やさない
10.ブログを書くことを目的にしない
以上、ブログを楽しく続ける方法でした。
私はブログを始めて約2年経ちますが、最初は本当に継続が厳しくブランクの時期もありました。
でも今回ご紹介したような工夫を積み重ねているうちに、徐々に楽になっていきました。次第に成果があらわれ、毎日収益発生の連絡が来る状況になり、憧れていた5桁達成を実現し、私に影響を受けて身近な人がブログを始めるなど、様々な変化が起きています。
この変化の始まりは、ブログを楽しめるようになってきたところからでした。
ブログは収益以外にもたくさんの魅力があります。スキル習得、ブログ仲間づくり、困っている人の役に立つ、場所にとらわれない働き方ができる、など。
続けていくと確実に景色が変わっていきますので、是非何か一つでも取り入れていただけると嬉しいです。
この記事は以上となります。最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。