- 会社員で現状に不満がある
- 独立しようか迷っている
こういった方向けの記事になります。
この記事では、以下の内容をお伝えします。
この記事を読むことで得られること
- 退職検討に役立つ参考事例
- フリーランスのメリット
- 会社員のメリット
- 働き方を選ぶ基準
簡単に自己紹介しますね。
こういったキャリアの私ですが、結局のところ最適解は人それぞれだと考えています。
ですのでこの記事で、会社員を否定するつもりはありません。
会社員、フリーランス両方の面でフラットにお伝えできればと思っています。
その上でもし興味を持たれた場合には、独立を検討する上で参考になる記事も最後にご紹介していますので、よければ参考にしていただければと思います。
それでは、読み進めていきましょう。
会社員時代は人生がアンコントロールだった
あくまでも、私の場合の話です。
人によって、「制限の中でうまくやりくりできるよ」とか「それが会社というものだからね~」など、考え方や感じ方は様々だと思います。
会社は利益優先
当たり前すぎる話ですが、会社は個人の働き方や生き方よりも、「利益獲得」が最大の優先事項です。
そういうものだと頭では理解しつつも、私は理想と現実のギャップにストレスを抱えていました。
- 理想:アイデアを即試したい
現実:稟議を通すのに最長2週間 - 理想:お客さんの利益や喜びを優先したい
現実:時には、自社の売上を優先して顧客の不利益に目をつぶることもあった
- 理想:まとまった期間、介護に専念したい
現実:介護休暇の上限は10日まで - 理想:土日はしっかり休みたい
現実:短納期案件は休日・定時外で巻き返そう!スタイルの会社だった - 理想:有給休暇は取得したらちゃんととりたい
現実:一度取得しても、仕事が入れば承認取り消し
つまり何が言いたいかというと「いかなる時も利益優先」の考え方が、私にとっては息苦しすぎたということです。
もちろん頭では理解していました。
組織は集団の規模が大きくなるほど、たくさんの人を巻き込むので、それなりの費用や労力がかかります。
それに、なんとしても社員に給料を支払い、従業員を守らなければなりません。
なので程度の差はあれ、売り上げ獲得最優先だったり、慎重さや確実さを求めて稟議に時間がかかるといったことは会社として当然のことです。
でも、自社の利益を優先するばかりに感じる息苦しさを超えてあまりあるメリットを私は見出せませんでした。
「顧客メリットを第一に考える」「身軽にチャレンジする」「時には仕事より家族や友人を優先する」そういうことの方が、私の人生にとっては優先度が高かったのです。
自分が納得できる生き方をしたいと考え、会社を退職しました。
そして現在はフリーランスをしています。
フリーランスになって良かったこと
結論は下記のとおりです。
- 身軽に行動できる
- 失敗も成功も自分に返ってくる
- 人生で最も大事にしたいことを優先できる
- 人生を自ら創造している実感がある
フリーランスの働き方にももちろんリスクはありますが、人生を自分でコントロールできる環境はとても快適です。
稟議を通す必要もないし、会社ほどは多くの人を巻き込まないので、今日思いついたことを今すぐ実行できる身軽さがあります。
そして個人ですべてやるので、成果はすべて自分の行動の結果。
失敗したら素直に反省して改善につなげることができますし、成功したら成果がすべて自分に返ってきます。
私の会社員時代は、億単位の売上を上げても心が動くことはありませんでした。
でも今は金額にかかわらず、自分が心を込めて作った商品を買っていただける感動と感激を感じて生活することができています。
また、仕事とプライベートのバランスは自由自在に変えられます。
午前中に仕事を終えて午後は遊ぶ、1か月旅行して次の月で挽回する、といったことも可能です。
自分ですべての意思決定をするので、オリジナルな自分だけの人生を作っている実感や納得感があります。
どの働き方がおすすめか
ここまで、次の2つの働き方についてお話してきました。
- 会社員
- フリーランス
結論としては、以下の3点を考慮して、「今の自分に一番必要な働き方」を選ぶといいと思います。
- 適性
- 経験
- 生き方・価値観
私の場合の「適性、経験、生き方・価値観」は下記のとおりです。
・単独行動が好き
・情報整理・情報分析が好き
・アート、組織開発の業界歴が長い
・約15年ほどビジネス経験を積んだ
・仕事とプライベートの比率を柔軟に変えたい
・残りの人生はのびのびチャレンジしたい
これらを考慮して、「今の自分に一番必要な働き方」を選んだ結果、今の私にとっての最適解は「フリーランス」でした。
一度はフリーランスをあきらめて会社員に戻りましたが、ある程度ビジネス経験を積んで自信やスキルがついたことや、様々な人生経験を経て価値観が変容したことが理由です。
会社員経験も、無駄じゃない話
上記でもお話しましたが、私は一度フリーランスをあきらめて、会社員になり、再びフリーランスになりました。
結局またフリーランスに戻ったわけですが、会社員経験は無駄だったとは思っていません。
ビジネススキルが高まった
(まだまだ成長途中ではありますが、)少なからず、「自分で仕事を作り、実行・管理し、成果につなげる」という一連の流れができるようになったのが、会社員時代の一番大きな成果です。
もちろん、どんな会社でもビジネススキルが高まるということではありません。
たとえば「右から左にデータをうつしかえる」といった業務では、ビジネススキルは身に付きません。
将来的に独立を考えている場合は、それなりの目的を持って会社に掛け合うなり、自ら鍛錬を積むなどの努力は必要です。
会社員ライフの楽しみもある
結局、会社とフリーランスの違いは、車の大きさの違いみたいなものだと思っています。
大きい車(会社)をみんなで動かしていると、自分の都合で勝手に抜けられないし、気軽に方向転換もできない。
でもその代わりに、遠くに行きやすいし、みんなで協力して動かすのも楽しい。
一方、小さい車(フリーランス)は機動力が高く、小回りは聞くし、柔軟性も高い。
でも、小さいしパワーがないから遠くまで行きにくい。
こんな感じで、どちらにもそれぞれの特徴があるので、必要な局面に合わせて好きな働き方に乗り換えていけばいいんじゃないかなと思っています。
今の私はフリーランスを選ぶ
という感じで、現在の私はフリーランス生活を堪能しています。
昨今は働き方改革やキャリア多様化など社会のあり方が急速に変化していますし、色んな意見がとびかっているので翻弄されてしまうこともあるかもしれません。
でも、自分の人生にフォーカスすればおのずと答えは見つかるんじゃないかなと思います。
労働は人生の大半の時間や労力を費やす、生き方に直結するテーマです。
是非、ご自分なりの答えを考えてみていただけると嬉しいです。
この記事は以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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