仕事のなやみ

サボり癖はスキル|実践方法9選|フリーランスが身に着けるべき良いサボり習慣

relax,chill out

あなた

「仕事中、よくサボるタイプ。サボり癖を良い方向に生かす方法を知りたい。」

こういった方向けの記事です。

 

この記事を読むことで得られること

  • 「サボり癖はスキル」であると主張する理由
  • 良いサボりスキルの実践方法4種類9選

 

こういった内容でお伝えしていきます。

 

なお、タイトルではわかりやすく“フリーランスが身に着けるべき”としましたが、フリーランスの方だけでなく、会社員の方や学生の方にも応用可能な内容になっていると思います。

 

これを書いている私は、「サボりスキル」を身に着けたことが大きなきっかけとなり、下記のタスク量がこなせるようになりました。

・コンサルや企画編集、デザインなど、異なる様々な業務を並行して行ってきた
・会社員をしながら、学校に通いつつ、社外活動など並行して行ってきた

サボったことで時間が生まれ、その分多くのことができるようになったのです。
サボることによる効果はそれだけでなく、周囲からの評価も高まりました。

 

一般的にサボり癖は悪いものとみなされ、改善すべき対象として語られがちですが、良いサボり習慣は生産性UPにつながります。あなたのそのサボり癖を、「良いサボり癖」にシフトしてみませんか?思わぬ能力発見につながるかもしれませんよ。

 

ということで具体的なエピソードも添えつつ、ご紹介していきます。3分ほどで読み終わりますので、是非ご一読いただけると嬉しいです。

 

結論:サボり癖はスキルです

 

サボり癖には「悪いサボり」と「良いサボり」の2種類があります。具体的には下記の通りです。

悪いサボり→“やるべきこと”からの逃避
良いサボり→“無駄“からの逃避

 

要するに、やるべきことの中に“無駄”を見出して、その無駄から逃げようとする行為は「良いサボり」だと考えます。理由は言わずもがなですが、無駄をサボることで、効率よくタスクを終わらせ、その分ほかのやるべきことや、やりたいことに割く時間を作り出せるからです。

 

言ってみれば文明も、“良いサボり”をする人々によって発展させられてきたとも言えます。

 

例えば下記のとおりです。

・洗濯板で一枚ずつ手作業で洗う→洗濯機で自動洗浄
・石をこすりあわせて火を起こす→コンロのスイッチ一つで着火
・食事の度に狩りをする→冷蔵庫で保管

 

無駄なことへの労力を惜しみ、逃避することは、成長・進化の良いきっかけになります。ということで、次の項から、“良いサボり“を実践する方法をご紹介していきます。

         

“良いサボり”の実践方法は4種類

 

下記の通りです。

  • タスクを最小限にする
  • プロセスは最短距離にする
  • 労力を最小限にする
  • クオリティコントロールをする

 

一つずつ解説していきます。

 

タスクを最小限にする

 

思考停止していると、タスクは無限に増えていきます。どんどんサボっていきましょう。具体的な方法は2つです。

 

1.重要度の低いものは消す

 

重要度の低いタスクは下記の通りです。

・目的が不明確なタスク
・目的に対する効果や影響度の低いタスク
・ほかで代替できるタスク

 

これらは積極的にサボるべきタスクです。念のため…、不安だから…、なんとなく…、などの理由で、タスクはいつのまにか無限に増えていきます。「なんのためにやるのか?」「それをやることで目的実現にどれだけ効果があるのか?」「もっと楽にできる、代わりの方法はないか?」を考えることで、重要度の低いタスクを見つけることができます。

 

人から頼まれたタスクも消す

 

「頼まれた仕事は責任を持ってやる」という気持ちももちろん大切ですが、重要度の低いタスクまで責任を持ってやる必要はありません。人から頼まれたタスクの中にも、やらなくていいタスクは多くあります。よくよく聞いてみると、「あ~それならやらなくても大丈夫」とか、「じゃ、代わりに〇〇しておくね」などと言われた経験が、1度や2度はあるのではないでしょうか。

 

といっても「無駄なので断ります」と言っては角がたつので、相談という形をとります。

 

例えば下記の通りです。

  • 依頼されたタスクの目的や用途を確認する。その目的を達成するために、最小限の時間や労力で済む別の方法を提案する
  • スケジュールに空きがないという名目で、謝りつつ断る

 

重要度が低いタスクは、自分発生のタスク・頼まれタスクを問わず、どんどん消していきましょう。

 

2.別の方に依頼する

 

自分がやる必然性のないものは別の方に依頼します。

 

たとえば、デザイナーはデザインに、企画者は企画に集中したほうが、質も効率も良いですよね。デザイナーが文章校正をしたり、企画者がデザインをしても、良い成果にはつながりません。自分がやる必然性のないことをやった場合、外注費を節約できたり、好印象を与えるといった、多少のメリットはあるかもしれませんが、成果への貢献度は低いです。自分がやる必然性のないタスクばかりやっていると、スキルはたまらず、顧客の課題解決に大きく貢献できず、キャリアは分散します。

 

仕事を頼まれた場合にも、自分ではなく他に適切な人がいるなら、他の人に依頼するよう頼んだり、他の人を紹介すればOKです。自分がやる必然性のないものは、どんどんサボっていきましょう。

 

プロセスは最短距離にする

 

3.工程を最小限にする

 

成果に影響しない、あるいは影響度が小さい工程は、できる限り消していきます。

 

たとえば下記の通りです。

  • 3分で済むタスクをリスト化している
    →リスト化せず今すぐやる
  • 打ち合わせの資料を準備して、打ち合わせを行い、打ち合わせ後は意見を踏まえて資料修正・確認
    →打ち合わせを行い、内容をまとめて確認

 

「準備→実行→修正」という工程でやれば丁寧ですが、すべてのものごとをこの段取りで行っていては、時間がかかりすぎてしまいます。本当にその工程が必要か?と見直してみることが大切です。

 

4.制限時間を先に決める

 

制限時間を先に決めてしまうことで、使える時間の中に最大限に無駄を省き、タスクを完了するスキルが磨かれます。際限なく時間があると思うと、思考停止したり、必要以上に丁寧に仕事をするなど、無駄が入り込みやすくなります。

 

制限時間の決め方は、一つひとつのタスクに対して個別に決めるよりも、1日のタスクの全体量を見て、時間配分をするのがおすすめです。

 

そうすることで、1日に使える時間の中におさまらないタスクは消そうという思考や、最短距離で実行しようという思考が働きます。

 

労力を最小限にする

 

5.キーパーソンの満足度だけを気にする

 

その仕事の成果に最も影響を与えるキーパーソンの満足度だけを考えて動くことです。キーパーソンというのは、具体的に言うと、例えばお客さんの担当者の上司とかですね。成果に影響を与えない人の顔色をうかがったり、成果に影響を与えない人への自分の見え方などを気にする必要は一切ありません。

 

打算的だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、キーパーソン以外の顔色をうかがっても、成果にはつながりません。多少良い人と見られるかもしれませんが、それだけです。成果を上げれば、おのずと周囲からの評価も上がるので気にする必要はありません。

 

6.頭と手を動かす時間を切り分ける

 

「最初に作業工程を考え、その後は無心で手を動かす、あるいは人に任せる」といった感じで、頭と手を動かす時間を切り分ける方法です。考えることは負荷の高い作業なので、手を動かす作業を同時に行うと疲れますし、非効率です。

 

脳の作業と、手の作業を切り分けることで、大変な思考作業を短時間で終わらせ、手を動かす作業は音楽でも聴きながら行うといった感じで、楽に仕事を進めることができます。

 

クオリティコントロールをする

 

7.期待値をコントロールする

 

お客さんの期待に応えることは大切なことですが、お客さんが期待値を上げすぎないようコントロールすることも大切です。対価以上に期待値をあげてしまうと、わりに合わない仕事に労力や時間を無駄に消費することになります。

 

おすすめの方法は、こまめにアウトプットして確認することです。

 

さくっと短時間でアウトプットすれば、「これでOKよ!仕事早いね!」と喜ばれることは多々あります。もし認識が異なったとしても、損失は少なくて済みます。逆に時間を置いてしまうと期待値が高まってしまい、「こんなに時間をかけてこれだけ?」となることはよくあります。時間をかけるほどに、上がってしまった期待値を埋めるべく、必要以上に時間や労力をかけることになります。

 

ということで、最初から100%の力でアウトプットしようとせず、10%との力でいいので短時間でアウトプットすることを心掛けてみてください。

 

8.適切なクオリティレベルを見極める

 

シーンや目的によって求められるクオリティは異なります。適切なクオリティレベルを見極めることで、無駄に労力や時間を消費せずに済みます。

 

例えば、社内や仲間との打ち合わせでは、製本やデザインされた本格的な資料など必要ありませんよね。しかし、競合プレゼンをする場合は、内容はもちろん、見せ方もプレゼンのうちですので、プロの校正やデザインも大切になります。

 

その時々で必要なクオリティレベルを見極められれば、作業のスピード感もあがるので、仕事も早く終わりますし、喜ばれることも多くなりますよ。

 

9.既にあるもので代用する

 

なんでも0から作り上げようとせず、ネット上におちてるものから真似したり引用できるものを探して代用するのがおすすめです。

 

具体例をあげると、たとえば私がデザイナーだった時の話です。

お客さんから要望を聞いて、最初に数パターン提出するのですが、この場合、全部オリジナルで作る必要はありません。要望の方向性を確認するためのものなので、オリジナルである必要がないのです。この場合ネット上から、お客さんのイメージに近いものを数パターン集めて、多少加工するだけで初期提案は完成です。再提出を求められた場合には、また別のパターンを見繕って提出するだけです。

 

デザインだけでなく、企画書の型や、フレームワーク、文章のテンプレなども同じことです。利用できるものはそこら中に転がっています。オリジナルである必要があるのか?既にあるもので代用できないのか?一度考えてみることが大切です。

 

ということで、サボることは、「すなわち悪だ」と語られがちですが、積極的にサボることはとても大切というお話でした。

 

まとめ:”良いサボり”は人生の満足度最大化につながる

 

最後にまとめていきます。

     

・タスクを最小限にする
(1)重要度の低いものは消す
(2)人に任せる
・プロセスは最短距離にする
(3)工程を最小限にする
(4)制限時間を先に決める
・労力を最小限にする
(5)キーパーソンの満足度だけを気にする
(6)頭と手を動かす時間を切り分ける
・クオリティコントロールする
(7)期待値をコントロールする
(8)適切なクオリティレベルを見極める
(9)既にあるもので代用する

      

上記の通りです。

 

自分のやるべきことに集中するには、無駄を徹底排除することがとても大切です。力を入れるべきところと抜くところを見極めることが、ひいては人生の満足度の最大化につながります。

 

ということで、どんどん”良いサボり”を極めていきましょう。

     

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

      

        

にほんブログ村 にほんブログ村へ

       

-仕事のなやみ