- 「クリエイティブに生きたい」
- 「クリエイティブな仕事をしたい」
- 「クリエイティブスキルを高めたい」
こういった方向けの記事です。
この記事を読むことでわかること
- クリエイティブな人生とは
- 嫌なことから逃げると人生がクリエイティブになる話
- 嫌なことから逃げる方法
これを書いている私は、美大卒→インテリアスクール修了→映画・TV業界営業→東京藝大科目等履修修了→元デザイナー・アートディレクター→現在フリーランスで、クリエイティブに生きる方法を模索してきました。
こういった経験をもとに解説していきます。
3分程度で読めるので、軽く目を通していっていただけると嬉しいです。
クリエイティブな人生とは
結論から言うと「クリエイティブな人生」とは「自分の考えや着想で人生を展開させること」だと考えています。
クリエイティブ=ものづくりではない
「クリエイティブ」と聞いて、奇抜な服装をしたアーティストや、理解できないような風変わりな作品を作ることを想像する方も多いかもしれません。私も最初はそのように考え、美大、藝大、インテリアスクール、TV・映画業界、デザイナーといった、いわゆる「クリエイティブ」と呼ばれるジャンルを一通り経験してきました。
実際にその中で、私の創作したものを見て「クリエイティブだね」と評してくださる方はたくさんいました。でも、私の実感としては全くクリエイティブではありませんでした。
経験を重ねれば、既存の方程式の積み重ねでそれなりにクリエイティブっぽいものを作ることはできます。でも本質的な「クリエイティブ」に到達できていないと感じていました。
そこで、いわゆる「クリエイティブ」から連想するジャンルを離れて、「本質的なクリエイティブ」を模索してきました。結果的に、嫌なことから解放されて、「自由で柔軟な思考で人生を展開させること」がクリエイティブな人生だという考えに至りました。
次の項で具体的にお話していきます。
嫌なことから逃げると人生がクリエイティブになる話
まずは失敗談からお話します。
嫌なことに向き合ったら、人生が停滞した話
過去の失敗談です。ざっくりですが、下記のとおりです。
- 営業で独立してみた。苦手な営業に向き合ってみたが、思うように収益拡大できず、停滞。
- 会社員になってみた。苦手な集団生活に向き合い、集団生活への苦手意識が増した。
- コミュニティを立ち上げてみた。苦手なリーダーシップに向き合ったが、コミュニティ内に亀裂が生じた。結果、コミュニティが継続できなくなった。
上記のとおり、色々失敗してきました。共通点は、「嫌なことに向き合う」ということでした。
あえて嫌なことに真正面から向き合ってきましたが、結局クリエイティブに人生を展開させることもできず、大きな成果にもつながりませんでした。
嫌なことに向き合うほど、ネガティブ思考になり、思考や行動が一定化し、クリエイティブな人生から遠ざかっていきました。そして人生が停滞しました。
嫌なことから徹底的に逃げてみた
嫌なことに真正面から向き合いましたが、クリエイティブに展開させることもできず、人生が停滞したので、「嫌なことから徹底的に逃げてみよう」と決心しました。嫌なことから逃げるようになってから、徐々に人生がクリエイティブに展開していきました。
具体例は下記の通りです。
- 会社員生活が苦痛だったので辞めた。辞めたら時間ができたのでデザインを作って遊んだ。デザインの作品がたまったので試しに求人に申し込んだらデザイナーになれた。
- 会社員生活が苦痛だったので一生懸命働くのを辞めた。時間や労力に余裕ができたので、定時後に大学に通った。新しい社会活動や、新しい人間関係をスタートできた。
- 定住生活に飽きたので、定住生活を辞めた。ノマド生活で精神的な余裕ができた。これまでの考え方に変化があり、新たな仕事を始める決断ができたり、創作のアイデアが生まれた。
上記の通りです。
創造的な発想や行動を行うのには、リラックスした自由な精神状態が最も大切です。
嫌なことから逃げると、労力や時間に余裕が生まれたり、これまで縛られていたものの見方や考え方から解放されます。
そうしたことで、これまでの自分にはなかった柔軟で独創的な発想や行動が生まれやすくなり、生活がクリエイティブになっていきました。
嫌なことから逃げないのは、人生を放棄すること
「嫌なことに向き合う」ということは、「人生を放棄していること」だと思います。
嫌なことに向き合って、うまく展開しなかったとしても、「嫌なことに向き合っているのだから、好きなことや得意なことをやっている人に勝つわけがないし、つらくて当然。」といった思考になります。
うまくいかないことや、つらいことを大前提に、物事に取り組むようになってしまいます。こんな精神状態では、クリエイティブな人生からは遠ざかりますよね。
一方で、嫌なことから徹底的に逃げることで、「好きなことをやってるのだから、楽しくて当然、うまくいって当然」といった思考で取り組むことができます。
そういったポジティブで開放された精神状態でいると、自然と人生がクリエイティブに展開していきます。もしうまく展開しなくても、すぐに方向転換するだけです。
嫌なことから逃げると、周りも幸せにできる
繰り返しになりますが、まずは嫌なことから徹底的に逃げるべきです。「嫌だ~、苦痛だ~、苦手だ~」と思いながら生きても奇跡は訪れません。思考が固まり、柔軟な決断できなくなり、行動が固定化したり偏るだけです。
「嫌なことから逃げたら周りを不幸にしそう」と思うかもしれませんが、実際は、嫌なことから逃げた方が周りを幸せにできます。
具体例は下記の通りです。
- 嫌なことから逃げると気持ちが落ち着く→周りに優しく振舞える
- 嫌なことから逃げると気持ちに余裕ができる→周りを助けられる
- 嫌なことから逃げて、好きなことに挑戦→幸せそうな姿は周囲もハッピーにする
- 嫌なことから逃げて、好きなことに向き合う→同じく好きなことに向き合う人を素直に応援できる
上記の通りで、嫌なことから逃げて、素直に好きなことに向き合うことは、周りも幸せにします。
嫌なことから逃げる方法
「嫌なこと」が何かによって方法は様々です。
具体例をあげてみます。
- 集団生活が嫌だ→独立する
- 人間関係が嫌だ→別のコミュニティを持つ
- 上司が嫌だ→転職する
- 日本の文化が嫌だ→海外移住する
- 貧しいのは嫌だ→副業をしたり、成長率の高い業界に転職する
上記の通りです。
重要なのは、「自分が嫌だと感じていることから逃げること」なので、方法は人によって様々です。
割合を減らすだけでもOK
スパっと切り替えられたらいいですが、ちょっとハードルが高いですよね。そんな時は生活に占める割合を減らすだけでもいいと思います。
- 嫌な仕事が平日の100%を占めているなら、定時で仕事を終わらせて、別の活動にはげむ。
- 嫌な会社の人間関係が100%を占めているなら、仕事終わりや休日に別のコミュニティに参加する。
上記の通りです。
嫌なことに使う時間や労力の割合を徐々に減らし、自分の好きなことに使う時間や労力の割合を徐々に増やしていきます。
私は会社が嫌だったので、徐々に残業時間を0にして、定時後や休日に大学に通ったり、副業をしたり、社会活動をしたりする生活に徐々にシフトしていきました。徐々に独立する下地が自然と整ってきたので、現在はフリーランス&ノマド生活をしています。
嫌なこと100%の生活から徐々に、好きなことの割合を少しずつ増やしていくと、無理なく好きなこと100%の生活に移行できますよ。
嫌なことから逃げると、挑戦が容易になる
嫌なことから逃げると、当然ですが毎日が楽しいです。毎日が楽しいと、色々なことに興味がわき、挑戦したくなります。
具体的には下記の通り。
- ブログに挑戦
- 写真販売に挑戦
- EC販売に挑戦
- ノマド生活に挑戦
嫌なことに向き合っていた時は、毎日消耗し、目の前のタスクをこなすことだけにすべての時間と労力を費やしていました。嫌なことに向き合っていると、ネガティブ思考になり、気分も落ちこみ、挑戦する意欲もわいてきませんでした。
しかし、嫌なことから逃げた現在は、日々新たなことに挑戦し、人生がクリエイティブに展開している実感があります。
クリエイティブな人生は自分次第
生きていると、「自分ではコントロール不可能だ」と感じることが増えていきますが、案外それは幻想だったりします。
もともと私は「ノマド生活なんて夢のまた夢だ」と思っていましたが、一つひとつクリアしていくことで、徐々にノマド生活できる環境が整い、そして実現しました。
振り返ってみると、「不可能だ」と考える自分の思考こそが一番のハードルだったなと感じます。そんな幻想は取っ払ってしまいましょう。
クリエイティブに生きることは、自分の人生を自分で創り出している実感があって、とても楽しいですよ。
ということで、今回は以上となります。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。