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自信の付け方|コツ6選【結論:あるがままの自分を受け入れること】

lady,woman

      

あなた

・自信を持てと周囲の人に言われる
・自信がないことに劣等感を感じている

・自信を持ちたい

  

このような方向けの記事です。

   

自信がないと何をするにも大変ですよね。

   

授業で発表したくない・・・
就活の面接、キャンセルしようかな・・・
仕事のプレゼン、逃げたい・・・

   

自信がないと、何をするにも逃げたい気持ちをおさえて立ち向かう勇気を振り絞らなければなりません。

また、自信に満ち溢れている人を見ては劣等感にさいなまれ、さらに自信が低下するといった状況に陥っている人も多いのではないでしょうか?

   

この記事では、このような方向けに「自信の付け方」についてまとめていきたいと思います。

    

この記事を読むことで得られること

  • 「自信」とはなんぞや?がわかる
  • 無理なく自信を育てる方法がわかる
  • 「自信を持たないといけない」プレッシャーがなくなる

   

簡単に自己紹介をします。

私は学生時代からとても自信のないたちで、「自信をもって!」「もっと自信持った方が良いよ」などと、周囲からことあるごとに言われてきました。(自信のなさが度を越して、社交場面で過度の症状が出ていた時期もありました。)

でも様々な経験をする中で、自信を持つためのコツをつかむことができました。

自信を持つコツをつかむと次第に、企業経営者などを相手にインタビューやコンサルティングをする機会などにも恵まれるようになり、「堂々としている」、「人前でしゃべること好きでしょ」などと言われることが多くなりました。

わたし

    

こんな経験をふまえて、私なりの「自信をもつためのコツ」についてシェアしたいと思います。

   

「あなたほど自信がない人に会ったことがない」とまで言われてきた私でも改善できたので、何らかのヒントにしていただけるのでは~と思います。

   

最後までお読みいただけると嬉しいです。

   

前提整理:「自信がある人」とは?

    

自信の付け方の話に入る前に、「自信がある人ってどんな人のこと?」というところを定義したいと思います。

   

一般的な「自信がある人」のイメージ

    

「自信がある人」と言われてあなたはどのようなイメージをしますか?

      

  • 他人から認められるようなすごい能力を持っている
  • 他者から評価されている
  • 堂々とふるまっている

    

上記のように「客観的評価や客観的事実が伴っている人」という印象を持っている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?

     

でも、本来の意味はそうではないのです。

   

「自信がある人」の本来の意味

   

「自信」の意味を辞書で調べると以下のように出てきます。

「自信」とは:自分で自分の能力や価値などを信じること。

引用:weblio辞書

     

自分自身が自分(の能力や価値などを)を信じているか。

つまり、客観的な評価や事実とは関係なく、主観的なものであるということがわかります。

    

あなた

主観的なものなのに、なぜ他者が「あの人は自信に満ち溢れている」という風に言ったりするの?

     

自分で自分のことを信じられていれば、自然と余裕や精神的な強さが生まれます。

そうした余裕や精神的強さが、自信に満ち溢れた振る舞いや行動につながり、客観的な事実や評価を獲得するといった結果につながっていくのでしょう。

わたし

   

ではどうしたら、自分の能力や価値を信じられるのでしょうか?

   

結論:「持って生まれた性質を認めること」

   

結論は、以下です。

これ以上でもこれ以下でもない、持って生まれたあるがままの性質を認めること

    

あなた

そんなことわかってるよ~
あるがままの自分を認められないから悩んでいるんだよ~

    

ですよね。
この記事は、そういう方にこそ聞いていただきたいお話です。

わたし

     

生まれた時から、「私には能力がある!」「私には価値がある!」という万能感に満ち溢れていれば簡単ですが、なかなかそうもいかないですよね。

自信が強化されるには3つの段階があります。

   

自信の3ステップ

     

「私には能力や価値がある」という自己認識や、さらに上の「私は成し遂げることができる、受け入れられるべき存在」というような認識の一番根底には、「私はこういう人」という自己認識があるはずです。

   

この自分の性格傾向や行動傾向など、あるがままの自分の性質さえ認められればOKです。

あとは経験を積むことで自己認識がレベルアップし、自然と自信が強化されていきます。

     

自信が強化される仕組みは次の通りです。

     

自信が強化される仕組み

   

自信がないタイプの方は、幼少期から否定されてきたり、謙遜の気持ちが強いといった方が多いのではないでしょうか。

そういう方がいきなり、自分の能力や価値を認めなさいと言われても難しいと思います。

    

でも性格傾向や行動傾向ならそれほど難しくはないはずです。

事実を事実のままに認めてあげることが大切です。

    

あなた

性格傾向や行動傾向って例えばどういうこと?

     

具体例をあげてみますね。

わたし

   

学生の場合

  • 数学が好き、音楽が好き
  • クラスメイトと分け隔てなくコミュニケーションをとれる
  • 突飛な行動で友達をよく驚かせる
  • 猫が好き

    

社会人の場合

  • お客さんとすぐに仲良くなる
  • アイデアマン
  • 物でも情報でも整理するのが好き
  • 気が利く

    

性格傾向や行動傾向を見つけるコツは、ついやってしまうことや、どうしても夢中になってしまうことなど、「つい」や「どうしても」を探すことです。

その性格傾向や行動傾向こそがすなわち、あなたの能力や価値の源泉です。

   

一見ネガティブに見えることも、大事なあなたの能力や価値の源泉。
   
例えば、世界的に有名な草間彌生さんは、幼少期に患った強迫性障害が原因で、視界が水玉や網目で埋め尽くされる幻覚を見るようになりました。
   
その幻覚から逃れるための手段として、水玉模様の作品を作るようになったといいます。

わたし

    

あるがままの自分の性質を事実として認めてあげることが、「自信」すなわち「自分の能力や価値を信じること」につながります。

    

では、なぜこんなにシンプルなことなのに「自信が持てない」という人が多いのでしょうか?

それは、「自信」の意味をはき違えているところに原因があるのではと思います。

    

自信が持てない理由

    

「“自信”とは客観的事実や客観的評価が伴うもの」と勘違いしている場合、自信は持ちにくくなります。

   

たとえば、自信のある人を以下のようにイメージしていたとします。

・すごい能力を持っている
・他者から評価されている
・堂々とふるまっている

   

そうすると、自信のある人になるためには、以下のような制約を自らに課すことになります。

・すごい能力を持たないといけない
・他者から評価されないといけない
・堂々とふるまわないといけない

    

このように、「“自信”とは客観的事実や客観的評価が伴うもの」と勘違いしている人は、客観的な尺度で自分を評価したりジャッジすることになります。

     

客観的な尺度に合わせていては、いつまでも自分の持っているものを認めなかったり、他者と比較して欠落部分にばかりフォーカスすることになります。

       

あなた

そんなこと言っても、能力や価値の源泉となるような立派な性格や行動傾向は持ってないもの・・・。

     

立派なものじゃなくて、ほんのささやかなことで大丈夫です。

わたし

     

小さなところから、自然と自信が強化されていく

     

最初に具体例をあげますね。

    

    

上記の通りです。

   

上記の例の場合、「ひょうきんな性格」という自己認識が一番最初のスタートです。

そこから、その性格が役立ったと実感したり、評価される経験を積み重なることで、自己認識も自信も強化されていきます。

  

大事なのは、人と比べたり、自分を否定をしないこと。

自信のない人はつい他者と比べたり、自己を卑下しがちです。

   

「こんなこと誰だってできる、こんなものなんの能力でも価値でもない」
そう思ってしまった時は、「自信は、自分が自分自身を認めるところから育っていくもの」ということを思い出してみてくださいね。

    

ということで、自信の付け方の説明は以上になりますが、実践する際に振り返りやすいよう、あるがままの自分を認めるためのコツを整理してみました。

次の章でご紹介します。

    

あるがままの自分を認めるためのコツ6選

    

スタンス編と行動編にわけてご紹介します。

    

スタンス編

  1. 他と比べたり何らかの判断基準をもって評価したりジャッジしない
  2. 自分の能力や価値の存在を否定しない
  3. 自然と自信に満ち溢れている人と比較しない

   

 他と比べたり何らかの判断基準をもって評価したりジャッジしないこと

つい人と比較してしまったり、人目を気にしてしまったりして、自分の能力や価値を、評価したりジャッジしてしまいがちではないでしょうか。

能力や価値、そのレベルは人それぞれで、異なるからこそ魅力があります。

評価やジャッジをせず、ただ「ある」という事実を認めましょう。

    

 自分の能力や価値の存在を否定しない

もともと自信を持ちにくい人の中には、自分に厳しい人が多いのではないでしょうか。

厳しい方は、つい「この程度じゃ能力や価値とは言えない」と思ってしまいがちです。

その場合は、自分の能力や価値を無理に肯定したり認めたりしなくて大丈夫です。

ただ「ある」という事実を否定しないことが大切です。

どんなものでも、なんらかの能力や価値があるならば、それは育てていくことのできる立派な自信の源泉です。

    

 自然と自信に満ち溢れている人と比較しない

特に秀でたものはなくても自信満々という方って時折いませんか。

例えば会社に勤めていた時は、すごく堂々とした新入社員を見て、「社会人経験ないのに、気おくれしていなくてすごいなぁ」と感心したものです。

   

恐らくこういう方は、幼少期から環境に恵まれ、些細なことでも肯定され褒められてきたために、自然と自信が育つ習慣が身についているのでしょう。

自信がない人間にとっては、このように何がなくとも自信満々な人を見ると、気後れしたり、劣等感を抱きがちではないでしょうか。

   

その場合は、「自分はそういう環境に育ってこなかったから自信が育ちにくいだけだ」という事実を認めて、自分で自信を育てようと切り替えることが大切です。

比較してもしょうがありませんし、ただそういう環境に育たなかったというだけで卑下することもありません。

    

スタンス編は以上です。次に行動編を解説します。

   

行動編

  1. 自分をよく知ること
  2. 経験をつむ、挑戦すること
  3. 自分を肯定してくれる人をみつけ、否定する人から離れる

   

 自分をよく知ること

自分の能力や価値を知るためには、まず自分を知ることが大切です。

これまでの自分の思考や行動の中に、自分の能力や価値の源泉があります。

以下を振り返ってみてください。

  • 経験 してきたこと
  • 性格特性、行動特性
  • 信念、信条

    

 経験をつむ、挑戦すること

あるがままの自分を認めるためには、何かすごいことをする必要はありません。

とはいっても、毎日寝てばかりいてはなかなか見出しづらいですよね。

   

何か行動を起こした時に、自分の気持ちの変化や周囲の反応を見ることで、自分の能力や価値に気づきやすくなります。

また、そうして積んだ経験はさらに自分の能力や価値の源泉になります。

   

なので、どんどん経験を積み、挑戦していきましょう。

たとえば以下のあたりをヒントにしてみてください。

  • 気になっていたものを学ぶ
  • 行きたかったところに行く
  • 我慢していたことをやめて、新しいことを初めてみる
  • ずっと言えなかったことを伝えてみる

     

 自分を肯定してくれる人をみつけ、否定する人から離れる

ダメな面にばかり注目して、「だからお前はダメなんだ」と耳元で唱えてくる人っていませんか。そういう人とは距離を置くのが得策です。

    

自分に厳しい人は、常にダメな面ばかり注意する人を周りに集めがちではありませんか。私もそうでした。注意されるほど、自分がより磨かれると考えていたからです。

   

でも、常にダメな面ばかり指摘され続けた結果、「ダメな部分はうまく改善できないし、良い部分は見当たらないし、自分は一切良いところがない」と、自信を完全に喪失しました。

   

時には悪い面を改めることも大事ですが、ダメな面にばかり注目していてはきりがありません。

良い面に注目していけば、あなたの能力や価値は高まり、悪い面は自然と気にならなくなっていくものです。

   

また、自分の良い面に注目して肯定してくれる人を見つけていけば、同じ価値観を共有する人が数珠繋ぎで増えていきます。

そういった環境に身を置くと、自然と「自分はこれでいいんだな」と肯定できるようになります。

    

なので、「自分を肯定してくれる人を見つける」、「否定する人とは離れる」を心がけてみてください。 

    

最後に:極論、自信は無理に持たなくていい

    

ここまで、自信の付け方を解説しましたが、極論を言うと、自信を無理に持とうとする必要はないと思います。

       

いわゆる「自信のある人」としてイメージする、”自信満々オーラのある人”や、”能力や価値を堂々とプレゼンしている人物像”を追い求めても、本質的に自信のある人にはなれません。

   

自信のある人がなぜ輝いているかというと、自分が一番自分を認めているからです。

自然とそれが自信のあるオーラとして輝きを放つのです。

    

なので、もし「自信を持たなきゃ!」と焦ってしまっているならば、「自信なんて持たなくていいや」と放棄してしまいましょう。

誰とも比べない、ただありのままの自分を肯定し、自分が自分に対して誇りを持てれば、いつの間にか自信は育っていきます。

    

実践のポイントは2つです。

「スタンス編」と「行動編」を実践する

それでもダメなら、「自信は無理に持たなくていいや!」と放棄する

   

ということで、この記事は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

    

   

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