コラム

【センス不要】絵画の飾り方5つのコツ| おしゃれインテリア

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あなた
絵画の飾られたおしゃれなインテリアに憧れる。
でもセンスに自信がないから自分にはむずかしそうだな・・・。
センス不要でも、おしゃれに飾るコツを教えてほしい。

こういった方におすすめの記事です。

 

映画やドラマなどで見かける絵画が飾られたおしゃれな部屋って憧れますよね。実は、おしゃれに見せるためには、いくつかの基本法則があります。センスに自信がない方でも、大丈夫。コツをおさえれば誰でも、おしゃれに絵画を飾ることができます。

  

わたしはこれまで以下のように、絵画・インテリア・デザインを総合的に深めてきました。

・大学で芸術学部を専攻4年間
・インテリアスクール1年
・東京芸術大学社会人プログラム2年間
・デザイナー・ディレクション歴10年間

この経験をもとに、画像とともにわかりやすく説明していきます。

 

コツその1:飾る場所を決める

 

場所を選ぶときは、絵画を飾る目的から考えます。例えば以下のとおり。

・一人でまったり考え事する場所がほしい
⇒個人の部屋、自分のデスクの上、メイクコーナーなど

・家族団らんの時間をもっと充実させたい
⇒リビング、ダイニングルームなど

・明かりが入らない場所を明るくしたい
⇒廊下、階段の踊り場など

 

絵画(油絵、日本画、版画、水彩画など)は、環境によっては劣化(カビ、変色、退色、ひび割れなど)する場合があります。場所を選ぶ際は、以下の点に注意してください。

 

注意

・直射日光などの強い紫外線は避ける
・煙が出る喫煙スペースや排気口のそばは避ける
・埃がつかないよう額縁にいれる
・湿度・温度の高い場所は避ける(浴室や洗面台、台所、ストーブ前など)※一般的には、室温約20℃、湿度50~55%が理想的と言われています。

  

コツその2:飾る面積を決める

   

以下を基準にしてください。

・ゴージャスでモダンな印象にしたい場合
⇒壁面に対して50%程度

・カジュアルで繊細な印象にしたい場合
⇒壁面に対して20~30%程度

   

注意

ソファやベッド、棚などの家具の上に飾る場合、家具の横幅の70%くらいの範囲に飾るとバランスがよくなります。

      

コツその3:レイアウトを決める

      

1枚を飾る時、2枚以上を飾る時では、考慮することが異なります。
以下にご説明していきます。

   

絵画を1枚飾る|縦・横レイアウト

  

飾りたい壁の形に合わせてレイアウトします。横長レイアウト・縦長レイアウトの2パターンがあります。

飾るスペースが横長の場合
⇒横長の絵画を配置

飾るスペースが縦長の場合
⇒縦長の絵画を配置

    

絵画を2枚以上飾る|レイアウトパターンは2種類

   

どんな雰囲気を作りたいかによって、大きく2種類にわかれます。

①落ち着いた雰囲気をつくりたい場合
②動きのあるにぎやかな雰囲気を作りたい場合

  

たとえば以下のようなイメージです。

  • 一人でまったり考え事する場所がほしい⇒①
  • 家族団らんの時間をもっと充実させたい⇒②
  • 明かりが入らない場所を明るくしたい⇒②

 

具体例とともに、ご紹介していきます。

   

落ち着いた雰囲気をつくりたい場合

    

フレームの上下左右をぴったり揃えて、均等な間隔で並べることで、整然とした落ち着いた雰囲気を演出できます。

特に、同じ画家の作品や、雰囲気が近い作品を飾る時は、このように揃えて飾るのがおすすめです。整然とした並びが、作品の間にある調和性を引き出し、鑑賞者にその調和から生まれる美しさや安心感を印象づけます。

具体的な並べ方のパターンは以下をご参照ください。

 

 

リズム感や躍動感のあるにぎやかな雰囲気を作りたい場合

   

上下のラインのいずれか、あるいは中心部の高さは揃えながらも、大小の絵画を組み合わせたり、斜めにするなどをして、段をつけて並べることで、視覚的にリズムが生まれ、にぎやかな雰囲気を演出できます。

具体的並べ方のパターンは以下をご参照ください。

     

   

コツその4:絵画を選ぶ

   

絵画を選ぶ時の基準は、以下の2種類です。

 

テイストを揃える
⇒ナチュラル、和風、北欧、スタイリッシュモダン、レトロ、ビンテージなど

カラーを揃える
⇒カーテンやソファ、ベッド、ラグマットなどの色と絵画の色をそろえます。(室内のインテリアをモノトーンや、単色で揃えている場合、あえて異なる色の絵画をアクセントとして用いる場合もあります。)

  

具体例を以下にまとめていきます。

  

モダン×モノクロ

    

こちらは、モダンかつ、モノクロで揃えた例です。

例えばインテリアの中にある、以下のポイントを見てみてください。その次に絵画を見てみると、同じような要素があることがおわかりいただけるかと思います。

                  

ソファやクッションの統一されたモノクロトーン
白黒灰色が混ざった、ラグマットのまだら模様
窓の外に並ぶ、葉を落として幹や枝があらわになった街路樹

                

         

このように、インテリアと絵画の「テイスト」と「カラー」を揃えることで、絵画が周辺の要素に馴染み、落ち着いた空間をつくることができます。 

絵画の中身だけでなく、縁取るフレームも重要です。モダンなインテリアのテイストに合わせて、薄くすっきりとした黒のフレームが選ばれているのも素敵ですよね。

                 

  

北欧×ベース青・ポイント赤や黄色

  

こちらは、テイストは北欧風、カラーは青をベースにしつつ、赤や黄色のポイントカラーで揃えた例です。

例えば、インテリアの以下の要素を見ていただくと、これらの要素が絵画の中にも見られることがお分かりいただけることと思います。

                  

壁や、本棚に置かれたフラワーベースの青色
本棚に並ぶ書籍の、黒や赤や黄色
床や机、本棚の木材、観葉植物などの自然モチーフ
本棚に置かれた置物や、青い壁を背景に強調された本棚のフレーム、ライトの交差する脚などにみられる幾何学模様
フラワーベース、鉢植え、椅子の背もたれに見える有機的なライン
窓の外に見える水面

                    

   

自然をモチーフにした暖かなデザインや色合いが印象的ですよね。

このように、インテリアの「テイスト」と「カラー」のポイントとなる部分と共通する要素を探すことが絵画を選ぶコツです。

                

コツその5:飾る高さを決める

   

絵画の中心部が目線の高さに来るように設置します。目線の高さに合わせることで、作品全体が視界に収まりやすく、自然と目線がくる位置に奧行きのあるアイテムを置くことで、空間に開放感が生まれやすくなると言われています。以下が基準となります。

      

  • 立って鑑賞する場合の目線の高さ:140cm~150cm
  • 座って鑑賞する場合の目線の高さ:80cm

   

   

環境条件によっては、上記の限りではありません。以下をご参照ください。

  

注意

・下にソファや棚などの家具がある場合
鑑賞者と絵画の間に距離が生まれるため、低めの140cm程度に設置すると、作品が視界に入りやすくなります。

・隣に窓がある場合
窓の中心部と、絵画の中心部、あるいは窓の下枠の高さと絵画の下枠の位置を合わせると、スッキリと見せることができます。

・2枚以上飾る場合
絵画の集合体を囲んだスペースの中心部を基準にします。

              

絵画を入手する

   

絵画の種類

   

原画

芸術家や画家などによって直接描かれた、オリジナルの絵画のこと。版画の版面のことを指す場合もあります。

   

版画

インクの転写・透写等によって原画を複製する技法、またはそれによって製作された絵画のこと。技法の違いによって、凸版画、凹版画、平版画、孔版画の大きく4つに分類されます。

版で刷られるという点において、ポスターや複製プリントと同一視する方もいますが、それらとは異なります。版画作品には、エディション・ナンバー(限定番号)が記載されており、その番号によって希少価値が保持されています。

     

ポスター(複製)

直接描かれたものではなく、版や技法なども異なり、大量生産された印刷物のこと。雑貨店などで安価で売られており、絵画としての希少価値はありません。数億円もする芸術作品でも、数百~数千円程度で気軽に楽しむことができます。

  

入手方法

    

絵画や版画は以下で購入することができます。

  • ギャラリー
  • 画廊
  • 百貨店
  • オークション

                    

もっと気軽に絵画を楽しみたい!という方は、以下の手段がおすすめです。

  • ポスター
  • レンタル

                  

ポスター

雑貨屋などでも取り扱っていますが、季節やテーマ、好きな色などから選ぶ場合は専用サイトが便利です。例えばこちら。

>> Project Nord(プロジェクト ノード)|デンマークのコペンハーゲンで生まれた北欧アートポスターのブランド

                

ポイント

デンマーク特有の概念である「hygge(ヒュッゲ):デンマーク語で温かな居心地のよい雰囲気や時間、空間を意味する」を大切にして作られたポスターが、心地良い部屋づくりのポイントに
北欧の伝統的なデザインと現代的なデザインを組み合わせたポスターのバリエーションが豊富
A4、A3、A2、30×40cm、50×70cmの5種類とサイズのバリエーションも豊富
すべてのポスターに、インテリア例がついているため、選ぶだけでも楽しく参考になる
3~5営業日のスピード発送
環境に配慮されたProject Nordの活動を通して、様々な地球環境への貢献ができる
 -環境への配慮からポスターの在庫を持たず、ご注文をいただいてから一枚ずつ印刷
 -ポスター1枚お買い上げにつき、1本の木を植える植樹活動
 -FSC認証紙(森林環境を適切に保全し、地域の社会的な利益にかない、経済的にも継続可能な森林管理の下で生産された紙)と、業界最高の環境基準を満たす印刷方法を採用

               

レンタル

気分やお部屋の雰囲気に合わせて色々試したい方には、こちらのレンタルが便利です。

>>日本初の定額制絵画レンタルのCasie(かしえ)

         

ポイント

期間限定で、新規の方のみ初月500円 (税別)
取り扱い絵画はすべて世界に1枚しかない原画
取り扱い作品は日々増加中
レンタル料金の一部は作家に還元される仕組み(アーティスト応援)

   

絵画を購入した経験がない場合、「万が一部屋に合わなかったらどうしよう?飽きたらどうしよう?」など、ハードルが高く感じることもありますよね。ですがレンタルであれば、生花を飾るのと同じ感覚で絵画生活が楽しめるので、とてもおすすめです。

      

まとめ

   

映画やドラマで見かける絵画の飾られたおしゃれな空間は、このようなルールを意識してコーディネートされています。これらのコツを意識するだけで、誰でも素敵な空間を演出することができます。また、ポスターやレンタルなど、花を飾るように気軽に試すことも可能です。

この機会に是非、絵画のある生活にトライしてみてくださいね♪お読みいただき、ありがとうございます。

   

   

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