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「未経験OKなグラフィックデザイン求人の情報を探したい。でも業界知識がないから、どういう基準で選べばいいのかわからない。選ぶコツも含めて教えてほしい。」
こういった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 未経験OKなグラフィックデザイン求人の探し方
- 未経験者がデザイナー採用で採用されやすくなる方法
最初の1社目は、キャリアの方向性や、目指す方向に進むスピード感などに影響する大事な選択ですよね。ですが一番最初は業界知識がないので、「入社してみたらイメージと違った」ということにもなりかねません。
グラフィックデザイナー求人の中身は大きく分けると、「専任デザイナー系」「デザイン+色々系」「DTPオペレーター系」の3種類があります。仕事内容も身につくスキルも大きく変わるので、事前に選ぶのが大切です。
これを書いている私は、元デザイナーで、アートディレクターやクリエイティブディレクターなども経験してきました。現在はクリエイティブ系のフリーランスをしています。
こういった背景の私が経験をふまえて解説していきます。具体的な案件を引用しながら、わかりやすくご説明していきます。
未経験OKなグラフィックデザイン求人の探し方
「未経験OKなグラフィックデザイン求人」は、数多くはありませんがコンスタントに出ている印象です。
理由はおそらく、「デザインニーズの絶対数が多いこと」と、「少し教育すればすぐに現場で役立つ人材に育つから」だと思います。
なので、未経験だからといって気おくれする必要はないのでご安心ください。求人サイトをみながら、具体的に解説していきます。
具体的な探し方:求人サイトを見ながら解説
求人数の多いエン転職を例にご説明します。まずはTOPページを開いて、上記のとおり「詳しい条件で探す」をクリックします。
次にこの画面に遷移するので、上記のとおり「職種を選択する」をクリックします。
こちらの画面に遷移しますので、上記のとおり「クリエイティブ系」→「グラフィックデザイナー」にチェックをいれてから、「決定する」をクリックします。
勤務地の選択は任意ですが、希望があればチェックをいれます。「勤務地を選択する」→「希望勤務地にチェック」→「決定する」の順にクリックします。ここでは仮に「東京」にしています。
ここまでくると、「グラフィックデザイナー」と「勤務地(東京)」にチェックが入っていると思います。最後に、上記のとおり「職種未経験歓迎・業種未経験歓迎・社会人未経験歓迎」の3つにチェックを入れて、「検索する」をクリックすれば完了です。
他の求人サイトでも、ここまでの流れはほぼ同様です。次に具体的な案件内容を見ながら、仕事内容について解説していきます。
具体的な案件を例に仕事内容を解説
これで「77件」に絞り込みました。ここからは具体的な仕事内容を見ながら応募案件を検討していく段階になりますが、その際に意識してほしいポイントがあります。
グラフィックデザイナーの求人は3パターン
- 専任デザイナー系
- デザイン+色々系
- DTPオペレーター系
上記の通りです。グラフィックデザイナーの求人案件は3パターンあります。実際の案件を見ながら解説していきますね。
パターン1:専任デザイナー系
具体的な仕事内容は?
クライアント企業向けに主に販促ツールをデザインする仕事です。販促ツールというのは「販売促進を目的にした制作物」のことで、ポスターや商品カタログ、DM、広告、のぼりなどがあります。
仕事の流れは「依頼がきたらクライアントと打ち合わせをして、デザインコンセプト設計・企画・制作・納品」というもので、デザイナーの王道の内容です。
ヒアリングから納品まで、デザインに関わる工程をひととおり経験できるので、デザイナーの基本を習得するにはとても良い環境だと思います。
応募条件は?
「Illustrator、Photoshop、InDesignいずれかを使える方」とあります。特に「Illustrator、Photoshop」はデザイナーの必須ソフトなので、習得しておく必要があります。
募集背景には、「実務未経験者の場合は、見習いデザイナーからスタート可能」とあるので、教育システムがしっかり機能している会社だと思います。「実務経験があって短期で退職する人より、育成に多少時間がかかってもいいから長く活躍してくれる人材を採用したい」、ということなのかもしれません。
「経験年数不問、実務経験がなくても歓迎」なので、完全未経験者も安心して応募できますね。
パターン2:デザイン+色々系
具体的な仕事内容は?
デザイン業務に加えて、周辺業務にも携わるといった仕事内容です。
周辺業務は主に2種類あります。ざっくり言うと、下記のとおりです。
- 制作にまつわる業務(紙・動画・Webの企画編集、写真や原稿素材の作成など)
- 広報宣伝や販促企画業務(SNSやサイト運用、効果分析など)
上記の案件の場合は、「モデルのキャスティングや衣装選定、アートディレクションまで」とあるので、「①制作にまつわる業務」に当てはまります。簡単にご説明しますね。
①制作にまつわる業務
制作物を作るには、素材となる写真や原稿、写真にうつるモデルや衣装などを手配する必要があります。また、紙媒体以外に動画やWebでも展開したいとなると、それぞれの制作担当が必要になります。
会社によっては、デザイナーやカメラマン、動画編集担当などを含むプロジェクトを編成してチームで案件を進めるという場合もありますが、案件規模が小さかったり予算が豊富でなかったりすると、デザイナーがすべて一人で行う場合も多いです。
②広報宣伝や販促企画業務
デザイン制作は主に「広報宣伝や販促」を目的に行われるので、クリエイティブ専門部署がない会社の場合、デザイナーは広報宣伝部署や販促企画部署に配属されることもあります。
そうするとデザイン業務以外にも、SNSやサイトの運用や効果分析なども含めて担当することになります。
ということで、「デザイン+色々系」は、「デザイナーに集中してスキルを高めたい方」よりは、「デザインを中心にしつつも、周辺業務も含めて幅広く経験したい方」におすすめのパターンです。
応募条件は?
「グラフィックデザイナーとしての実務経験をお持ちの方」、「PhotoshopやIllustratorを使用できる方」ということなので、デザインのアルバイトや副業経験などもアピール材料になりそうですね。
「実務経験1年程度」ではなくあえて「第二新卒歓迎」ということなので、新卒枠の欠員補充か、1年程度の社会人経験希望、といったあたりが真意でしょうか。
いずれにしても「第二新卒歓迎」は必須条件ではないので、アルバイトや副業経験があればチャンスはありそうです。
パターン3:DTPオペレーター系
具体的な仕事内容は?
デザイナーの指示に従って、印刷用のデータを作成したり最終調整をする仕事です。グラフィックデザインの求人を探していると中にはこういった案件がありますが、正確には「デザイナー」ではなく、「DTPオペレーター」と呼ばれる仕事になります。
デザイナーがデザインレイアウトを完成させれば、あとは文字の流し込みや、写真の張り込み作業になります。こういった作業を担当するのがDTPオペレーターです。
自分でデザインする作業はほとんどなく、作業的な要素が強いので、クリエイティブな要素はほぼありません。
応募条件は?
「Illustrator、Photoshop、InDesignを使った実務経験がある方」が必須条件です。そのほかの条件はないので、ソフトを使ったアルバイトや副業経験をアピールすれば良さそうです。
一応ご説明すると、下記の通りです。
- Photoshop:画像編集ツール
- Illustrator:テキストと画像を組み合わせたデザインを行うレイアウトソフト
- InDesign:書籍や雑誌など複数ページある印刷物のレイアウトソフト
Photoshop、Illustratorの方が比較的知名度が高いですが、InDesignも同様によく使われているソフトです。
すべてAdobe社の製品で操作性は共通しているので、PhotoshopとIllustratorが使えれば、すぐに使いこなせるようになると思います。
私は業務で必要になってから慌てて勉強を始めましたが、数日で慣れました。すぐに習得できて使う機会もわりと多いので、習得しておくと良いソフトの一つです。
以上で仕事内容のご説明は終わりです。
応募する案件が決まったら、いよいよ選考ですね。未経験者がデザイナーとして採用されるには、ちょっとしたコツがあります。
未経験者がデザイナー採用で採用されやすくなる方法
結論は「活躍人材になる可能性をアピールすること」です。
あたりまえの話で恐縮ですが、企業が人材を採用する理由は、企業を今よりももっと成長させるためですよね。企業の成長を支えるのは、社員一人ひとりの活躍です。なので、選考では「この人は活躍人材になるぞ!」と思わせることが大切です。
その点ではやはり経験者が有利です。たとえば「前職では〇賞を10回以上受賞しました」とか、「前職ではスキルを評価され、社内教育の講師も任されていました」などと伝えれば、入社後の活躍は容易にイメージしてもらえます。
では、未経験者は実務経験がないからダメなのか?というと、そうではありません。未経験者なりのアピール方法があります。
未経験者のアピール方法
未経験なりに実際に行動した「証拠」を提示することです。
具体的には副業やアルバイト、ボランティアなどでデザインした経験を伝えたり、その中で生み出した制作物を見せることです。さらに、そこで得た成果や工夫したことなどを伝えるのもおすすめです。
ボランティアやアルバイトであろうと、「クライアントの課題を聞いて、デザインをアウトプットした経験」や、実際の制作物があるとないとでは、大きく評価が異なります。その中で、「お!」と思わせるような実績があればさらに評価は高まります。具体的には「個人で月3万円稼いでいます」とか、「固定客がいます」などです。
そこまでではなくても、そこまでの行動力や熱意は必ず評価されます。
証拠のつくり方
「クライアントワーク」をすることです。方法を4つご提案します。
※クライアントワーク=お客さんから依頼されて仕事すること
- ECサイトでデザインを売る
- Twitterでデザインを作ってほしい人を募る
- 自分のブログで、デザインを作ってほしい人を募集する
- ボランティアサイトでデザイン案件を探す
上記の通りです。
最初は、コツコツ一人でオリジナル作品を作ります。まずは事例が必要なので、最初は孤独な作業です。「本やネットなどでお手本をみつけては作る」を繰り返しながら徐々にオリジナル作品を増やしていきましょう。
ある程度カタチになったら、上述の4つの方法でクライアントを探していきましょう。ECサイトやTwitter、自分のブログなどに作りためた作品を展開し、お客さんを募集すればOKです。ボランティアサイトでデザイン案件に募集するのもありですね。
こんな感じでせっせとアウトプットしつつ就職活動を進めれば、ほぼ確実に受かると思います。未経験OKの案件では、「勉強中」とか「自分で作ってみた」というくらいの人は結構いますが、クライアントワークをしていましたという人は少ないので、確実に評価されるはずです。
最後に:グラフィックデザインは未経験者の一歩目におすすめ
「専任デザイナー系、デザイン+色々系、DTPオペレーター系」という3つのくくりでグラフィックデザイナーの仕事をご紹介しました。
グラフィックデザインの仕事は、使うソフトは基本的に「Illustrator・Photoshop」くらいなので、未経験者の一歩目としては踏み出しやすいですし、デザインの基本が詰まっているのでとても良い勉強になると思います。
なお、将来的に副業や独立を目指しているなら、「DTPオペレーター系」は避けるのがおすすめです。オペレーション系の業務は、個人で稼ぐための知見がたまりづらかったり、キャリアアップしにくいためです。
ほかは、今後のキャリアイメージによって選ぶのがおすすめです。
- 「グラフィックデザイナーとして副業・独立したい」場合
→専任デザイナー系 - 「アートディレクターになりたい」場合
→ディレクション業務もできる専任デザイナー系 - 「付加価値のあるグラフィックデザイナーになりたい」場合
→デザイン+色々系
ざっくりですが上記の通りです。といっても「どれかを選ぶとどれかの道が閉ざされる」という話ではありません。各キャリアに最短距離で進める、という話です。
ということで、この記事は以上となります。最後までお読みくださり、どうもありがとうございました。