本ページはアフィリエイト広告を利用しています。
イラスト・デザインを始めたいのだけど、どんな道具を揃えればいい?気軽に始められるように、無料か低予算で入手する方法も知りたいな。
こういった方向けに、デザイン・イラストを制作する際に使用する基本的な道具をご紹介します。
プロ仕様の道具から無料もしくは低予算の道具まで幅広くご紹介するので、「デザイナーになりたい」「趣味や遊びでデザイン・イラストをしたい」どちらの方にも対応する内容になっています。
それでは進めていきます。
イラスト・デザイン制作に必要な道具3選
必要な道具は下記の通りです。
イラスト・デザイン制作に必要な道具
イラスト・デザインソフト
デバイス
ペンタブレット
一つずつ解説していきます。
イラスト・デザインソフト
イラスト・デザインソフトの選択肢は、大きくわけると下記の2つです。
Adobe Creative Cloud
その他のイラスト・デザインソフト
Adobe Creative Cloud(以下、AdobeCC)
AdobeCCは、企業やデザイン系の学校に導入され、世界中で広く使われているデザインアプリのクラウドサービスです。全部で20種類以上あるのですが、中でも一番使われているのが、PhotoshopとIllustratorです。デザイナー求人では基本的に、この2つのアプリの操作スキルがあることが最低条件になります。
PhotoshopとIllustratorの違いは下記の通りです。
- Photoshop:写真加工やアナログな質感の描画に向いているソフト
- Illustrator:レイアウトや、ぱきっとした質感の描画に向いているソフト
その他のデザインソフト
ソフトの詳細説明は後述しますが、ネットで検索するとPhotoshopやIllustratorに似た機能を持つソフトが無料・有料ともにたくさん提供されています。
どうやって選べばいいの?
「Adobe CC」がオススメな人
先述の通り、デザインの現場ではPhotoshopとIllustratorの操作スキルは必須なので、デザイナーを目指す方にはAdobeCCがおすすめです。また、他のデザインソフトを使っていて、もっと豊富な機能を使いたい、本格的にデザインスキルを磨きたいと感じている方にもおすすめです。価格はプランによって異なりますが、月々2000円~1万円程度です。
「そのほかのデザインソフト」がオススメな人
デザイナーになるなどの具体的な目標はなく、とりあえず遊び・趣味としてデザインを始めたいと思っている方には、こちらがおすすめです。無料・有料共に様々なデザインソフトがあり、無料アプリで標準的な機能が揃っているものもあるので、負担なく始めたい方にはこちらがおすすめです。
要点をまとめると次の通りです。
Adobe Creative Cloud:デザイナーになりたい人/最も豊富な機能のあるソフトを使いたい人向け
その他のイラスト・デザインソフト:遊びや趣味で使いたい人向け
次の項で、それぞれの詳細内容と入手方法について詳しく解説していきます。
Adobe Creative Cloud
まずはAdobe CCのプラン一覧をご覧くださいませ。
Adobe CCプラン一覧
- コンプリートプラン:PhotoshopやIllustratorなど20以上のアプリが使えるプラン
- 単体プラン:PhotoshopやIllustratorなど20以上のアプリの中から一つ選んで契約するプラン
※横にスライドしてご覧いただけます。
プラン | 個人向け | 学生・教職員向け | |||
月々プラン |
年間プラン |
||||
月々払い |
一括払い |
月々払い |
一括払い |
||
月契約 |
年契約 |
||||
Creative Cloud コンプリートプラン |
9,878円/月 |
6,248円/月 |
72,336円/年 |
1,738円/月 |
20,856円/年 |
Illustrator ー単体プラン |
3,828円/月 |
2,728円/月 |
28,776円/年 |
ー | ー |
Photoshop ー単体プラン |
3,828円/月 |
2,728円/月 |
28,776円/年 |
ー | ー |
お得度ランキング ※1年契約の場合 |
5位 |
4位 |
3位 |
2位 |
1位 |
※すべて税込表記です。
※2022.4.28更新 ※ご購入の際は念のため、公式サイトで最新情報をご確認ください。
上記の通りで、「学生・教職員向け・コンプリートプラン」が圧倒的にお得です。
ちなみに楽天・Amazonでも調べてみました。
◆楽天 ※2022年4月時点
- 個人向け・コンプリートプラン/1年契約(一括払い):67,980円(税込)
- 学生・教職員向け・コンプリートプラン/1年契約(一括払い):48,980円(税込)
◆Amazon ※2022年4月時点
- 個人向け・コンプリートプラン/1年契約(一括払い):65,102円(税込)
- 学生・教職員向け・コンプリートプラン/1年契約(一括払い):35,402円(税込)
楽天・Amazonも含めて、お得度順にならべると下記の通りです。※1年契約想定
1位 公式の学生・教職員向け
2位 Amazonの学生・教職員向け/個人向け
3位 楽天の学生・教職員向け/個人向け
4位 公式の個人向け
楽天・Amazonを含めて検証しても、公式の「AdobeCC 学生・教職員向け」が一番お得だということがわかりました。ということで、次の章では最もお得な「AdobeCC 学生・教職員向け」を購入する手順について解説していきます。
最もお得な「公式Adobe CC 学生・教職員向け」購入手順
購入手順は下記の通りです。
公式AdobeCC 学生・教職員向けの購入手順
- Adobe認定スクールに申し込む
- AdobeCCを公式サイトあるいは学校経由で購入する
- 購入する際に、教育機関の在籍情報を登録する
購入する際に、「Adobe認定の教育機関への在籍情報」が求められます。そのため、先にAdobe認定スクールに申し込む必要があります。
ということで、Adobe認定のスクールをご紹介していきます。Adobe認定スクールは2種類あります。
Adobe認定スクール2種類
- 通学コース
- 通信教育コース
通学・通信それぞれのスクールをご紹介します。
①Adobe認定スクールの「通学コース」
Adobe認定スクールの中で、社会人向けの通学コースがあるスクールは3校です。こちらのスクールでAdobe認定のコースに在籍している方が、「Adobe CC 学生・教職員向け」を購入することができます。
デジタルハリウッド
講座例:グラフィックデザイン・グラフィックデザイナー講座など
受講料:約30万円
※Adobe CC購入費別途(価格はAdobeCC価格比較一覧「学生・教職員向け」参照)
バンタンデザイン研究所
講座例:グラフィックデザインコースなど
受講料:約85万円(6か月)
※Adobe CC購入費別途(価格はAdobeCC価格比較一覧「学生・教職員向け」参照)
KENスクール
講座例:グラフィックBasicコースなど
受講料:約11万円
※Adobe CC購入費別途(価格はAdobeCC価格比較一覧「学生・教職員向け」参照)
②Adobe認定スクールの「通信教育コース」
Adobe認定スクールの通信教育コースの中で、最もお得なコースをピックアップしました。こちらは通学コースとは異なり、通信教育コースとAdobe CCのセット料金になっています。
デジハリONLINE
講座:Adobeマスター講座
内容:Adobe CC1年分+動画講座視聴可能期間1か月(6種)+課題添削期間2か月/3回まで
価格:39,980円(税込)
ヒューマンアカデミー通信講座たのまな
講座:Adobeベーシック講座(1か月)
内容:Adobe CC1年分+動画講座1か月(5種)+受講中メールサポート無制限
価格:39,980円(税込)
アドバンスクールオンライン
講座:オリジナル通信講座セット1年間プラン
内容:Adobe CC1年分+動画講座(11種)+受講中メールサポート
価格:51,700円(税込)
結局どうやって選べばいいの?
下記の通りです。
- デザインスクールに通う予定のある方→通学コース
- とにかくAdobeCCをお得に入手したいという方→通信教育コース
「もともとスクール通学を検討してたよ~」という方は、AdobeCCがお得に買える、Adobe認定スクールの通学コースを選択肢に入れて検討していただくと良いと思います。
「特にスクール通学は考えていないよ~」という方は、通信教育コース一択です。「AdobeCCだけが欲しい、通信教育はいらないよ」という方もいらっしゃると思いますが、「一番お得な値段で購入できて、通信教育が無料でついてくる」と考えると良いかと思います。
AdobeCCに関するご説明は以上です。
AdobeCC無料体験版入手方法
ちなみに、AdobeCCは無料体験版があります。公式サイトの無料体験版ページよりダウンロードして、7日間無料で体験することができます。
Photoshop、Illustrator、Premiere Pro、Acrobat Proなど20以上のアプリを含むAdobe CCコンプリートプランの全機能を使うことができます。
その他のイラスト・デザインソフト
ググると山ほど出てくるので、ここでは個人的なおすすめに絞って、PhotoshopとIllustratorに似ている機能を持つソフトをご紹介します。
Illustratorに似ている機能を持つソフト
Gravit Designer
対応デバイス:Windows/macOSアプリ/Linux
内容:ベジェ曲線やパスファインダー、クリッピングマスクなどのIllustratorの基本的な機能を使うことができます。海外のサイトのため表記はすべて英語ですが、配置も仕様もIllustratorにとても似ているので、Illustratorが使える方は問題なく使えると思います。無料版では機能制限により、CMYKモード(印刷用)が使えないので、Web用の画像制作を行う場合におすすめです。ダウンロードせずオンライン上で使えるバージョンもあるため、「無料アプリをダウンロードするのは不安」という方にも最適です。
価格:無料(Gravit Designer Proという有料版もあり)
入手方法:「公式サイトからログインしてWEBブラウザ上で使う方法」と、「アプリをダウンロードする方法」の2つの方法があります。いずれも公式サイトから行えます。
Photoshopに似ている機能を持つソフト
Procreate
対応デバイス:iPad
内容:Apple Design Awardを受賞したiPadで使えるペイントアプリの定番。国内外問わずプロのイラストレーターさんが使っているのをよく見かける人気アプリです。機能の豊富さや使いやすさはさすがの人気アプリで、個人的には録画機能が気に入っています。公式サイトは英語のみですが、日本語情報がたくさん出ているので、不明点を調べる際にも安心です。
価格:1,220円
購入方法:AppStoreから購入できます
MediBangPaint Pro
対応デバイス:Windows/mac/iPad/iPhone/Android
内容:コマ枠やトーンなど、漫画を描くための機能が豊富に備わっているのが特徴です。ツールの配置がPhotoshopに似ているので、Photoshopに慣れている人はとても使いやすいと思います。ユーザー登録すると、ブラシやフォント追加など様々な機能を拡張できます。あとは日本語のとってもわかりやすい公式チュートリアルがデバイスごとに用意されているので、初心者でも安心して使えます。
価格:無料
入手方法:公式サイトよりダウンロードできます。
GIMP2
対応デバイス:Windows/mac
内容:海外製のソフトで、無料なのに機能がとにかく豊富なのが特徴です。色々な機能があってとても楽しいのですが、注意点はCMYK対応していない(印刷に不向きな)点です。もともとWebで使用する画像加工用に開発された経緯があるため、印刷用には弱いようです。ということで、Web用画像を制作する時のみに使用することをおすすめします。
価格:無料
入手方法:公式サイトよりダウンロードできます。
結局どれがいいの?
以下のポイントで選ぶのがおすすめです。
選ぶ時の主なポイント
- お持ちのデバイス(PC・タブレット・スマホ)や機種に対応しているか
- 無料・有料
- 欲しい機能があるか
- 操作しやすいか
あとは用途や気分によって使い分けるのもおすすめです。私はこんな感じで使い分けています。
- 印刷用画像をつくるとき→Procreate、MediBangPaint Pro
- Web用画像をつくるとき→GIMP2、Gravit Designer
- タイムラプス撮影をしたい時→Procreate
- お気に入りのブラシを使いたいとき→MediBangPaint Pro
色々なアプリを持ってると、表現の自由度があがるので複数アプリを使い分けるのがおすすめです。以上でその他のイラスト・デザインソフトのご紹介は終わりです。
次に、デバイスのご紹介をしていきます。
デバイス
デザインやイラスト制作用のデバイス選びのポイントは以下です。
デバイス選びのポイント
CPUは十分か(core i5以上を推奨)
デザインやイラストのアプリを使うには、ある程度上位のCPUでないと、PCの動作が遅くなることがあります。
メモリは十分あるか(16GBを推奨)
メモリも同じく、画像を扱うとメモリ不足になりやすいので十分な容量が必要です。
モニターは十分なサイズか(21インチ以上を推奨)
モニターのサイズについては、実寸に近いサイズ感で見ながら制作できる環境が望ましいです。
使いたいデザインソフトにデバイスや機種が対応していること
使いたいデザインソフトに対応しているかどうかも重要です。使えるデザインソフトの選択肢が多いほど、制作の自由度があがります。
操作感や重さなどの使いやすさ
たとえば、旅行にも持ち歩きたいという場合は、軽さや衝撃対応などがあると良いと思います。
Win・Macどっちがいいの?
結論はどちらでも大丈夫です。
以前は以下のような理由から、デザインといえばMac一択という時代がありました。
・画像の鮮明度
・直感的な操作感
・互換性(Win⇔Macのデータのやり取りに支障があった)
ですが現在は、Windowsの性能も上がり、Windowsユーザーも増えたのでほとんど差はありません。ですので、特に気にせず選んでいただいて大丈夫です。
次にペンタブレットについて解説していきます。
ペンタブレット
ペンタブレットは、専用の電子ペンを使ってタブレット上で操作することで、カーソルの操作ができる道具です。
これがないと絶対ダメというものではありませんが、特にイラストを描く場合は、これがあるのとないのとでは作業の質が変わります。参考として、同じキャラクターをペンタブレット「使用」「不使用」で比較してみました。
ペンタブを使用すると線や塗りが滑らかになり、短時間でサクサク作業できるようになります。滑らかに描きたい、早く楽に作業したいという方はペンタブレット使用がおすすめです。
ペンタブレットは大きく分けて2種類あります。
ペンタブは2種類
板タブの特徴
- 特徴:専用のペンを使って専用のパネル上でクリックやカーソル移動などの操作を行うタイプ
- メリット:低価格帯の選択肢が豊富/液晶に比べて雑に扱っても壊れにくい/ペン先で描画線が隠れない
- デメリット:描く場所と画面に距離があるため、操作に慣れるまで時間がかかる/ペンタブレットと液晶画面の2つを用意する必要がある
板タブの操作イメージがわかない方はこちらをどうぞ。42秒で見れます。
液タブの特徴
- 特徴:液晶画面上で直接操作できるタイプ
- メリット:操作に慣れるのに時間がかからない/液晶画面とペンだけで完結できる
- デメリット:価格が高い、ペン先で描画線が隠れる
選び方は下記の通りです。
どうやって選べばいいの?
下記の通りです。
「慣れるまで多少時間はかかってもいいから、最低限の予算でできることから始めたい。」という方→板タブ
「多少費用がかかってもいいから、直接紙に描くのと同じ感覚で描画したい」という方→液タブ
ペンタブレットのおすすめをご紹介します。
おすすめのペンタブレット
ペンタブレットは機種によって「スタンド付き」とか「ペンに傾き検知機能があって線の強弱を精度高くコントロールできる」など、さまざまな特徴があります。
なので、1台目は比較的低価格で、かつ使いやすいモデルを選び、こだわりが出てきた時に買い替えるのがおすすめです。
ということで、ここでは1台目におすすめのペンタブレットをご紹介したいと思います。
1台目におすすめの「板タブ」
ペンタブレットの定番メーカー、WACOMのエントリーモデルです。パソコンにUSB接続して使うタイプです。高精度の筆圧対応ペンなので、自然なタッチで描け、バッテリーレスの軽量モデルなので持ち歩きにも便利です。「ペンとタブレットだけのシンプルモデルで複雑な操作が必要ない」、「使い勝手がいい」、「お手頃価格」などの理由から、とても評価が高いモデルです。私は3年ほど使ってますが、コスパ最高です。
1台目におすすめの「液タブ」
上がiPadで下が専用ペンです。売り切れている時も多い超人気モデルで、操作性も機能性も抜群です。ProcreateなどのiPad専用アプリを使う場合にはこちらがおすすめです。板タブに比べて、iPadとペンさえあればどこでもお絵描きができるので、持ち歩きに便利です。高いですが、「Procreateが使える」とか「持ち運びが便利」などの理由で気に入っています。
ということで、説明は以上です。
最後に:おすすめの道具リンクまとめ
最後に、おすすめの道具リンクをまとめます。用途やご予算に合わせて検討してみてください。
イラスト・デザイン制作に必要な道具
- イラスト・デザインソフト:「AdobeCC」または「そのほかイラスト・デザインソフト」。Adobe CCは「学生・教職員向け」がベスト
- デバイス:CPU、メモリ、画面サイズ、使いたいデザインソフトに対応している、利便性などの点で選ぶとよい
- ペンタブレット:価格で選ぶなら板タブ、慣れやすさで選ぶなら液タブ
「AdobeCC 学生・教職員向け」が購入できるAdobe認定スクール
<通学コース>
デジタルハリウッド
講座例:グラフィックデザイン・グラフィックデザイナー講座など
バンタンデザイン研究所
講座例:グラフィックデザインコースなど
KENスクール
講座例:グラフィックBasicコースなど
<通信コース>
デジハリONLINE
講座:Adobeマスター講座
ヒューマンアカデミー通信講座たのまな
講座:Adobeベーシック講座(1か月)
アドバンスクールオンライン
講座:オリジナル通信講座セット1年間プラン
その他のおすすめイラスト・デザインソフト
1台目におすすめのペンタブレット
この記事は以上となります。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました^^♪